今日6日(土)も危険な暑さが続き、最高気温35℃以上の猛暑日地点は2日連続で100地点を超えました。名古屋は3日連続の猛暑日、宮崎は5日連続の猛暑日となりました。一連の猛暑のピークは、明日7日の七夕。関東の内陸を中心に40℃前後まで上がる見込みです。夜間の気温も高いため、昼だけでなく夜も熱中症に厳重な警戒が必要です。

●6日(土) 2日連続で猛暑日100地点超え

今日6日(土)は、九州~東海を中心に所々で35℃以上の猛暑日となりました。15時までの猛暑日地点は124地点と、昨日(162地点)ほどではありませんが、2日連続で100地点超えとなりました。全国で一番上がったのは、徳島県美馬市(穴吹)と高知県本山町で37.6℃(ともに今年一番)、3位が暑さで有名な高知県四万十市西土佐(江川崎)と三重県伊勢市で37.4℃(今年一番)と、厳しい暑さとなりました。

昨日5日(金)、39.7℃と今年全国で最高気温を観測した三重県松阪市飯南(粥見)は、今日6日(土)は36.9℃と、少し下がりましたが、それでも2日連続の猛暑日となりました。

その他、大阪は2日連続、名古屋は3日連続、宮崎5日連続で猛暑日、福岡は今年初の猛暑日となりました。東京都心は34.2℃と3日連続の猛暑日にはなりませんでしたが、厳しい暑さが続きました。

【各地の最高気温】
札幌 :24.9℃
仙台 :29.8℃
金沢 :30.8℃
東京 :34.2℃
名古屋:35.5℃
大阪 :35.3℃
福岡 :35.3℃
那覇 :34.7℃

●暑さのピークは七夕 関東の内陸で40℃前後

一連の猛暑のピークは明日7日(日)。猛暑日は今年最高の200地点を予想しています。

原因は、高気圧+日差し+真夏の暖気+フェーン現象です。
本州付近は高気圧に覆われ、強い日差しが照り付け、上空1500メートルで24℃以上と、晴れれば地上気温が40℃超えとなる暖気が流れ込むのに加え、風向きにより山越えの風が乾燥した高温となって吹き降りるフェーン現象など、40℃超えの要因が重なります。

秩父や前橋など関東の内陸を中心に、今年初の40℃以上となるおそれがあるため、熱中症に厳重な警戒が必要です。

【7日 予想最高気温】
39℃:秩父
38℃:前橋・熊谷・静岡・名古屋
37℃:宇都宮・さいたま・小田原・甲府・岐阜・津など
36℃:東京都心・横浜・千葉・宮崎など

●夜も危険な暑さ

連日の猛暑で気温が下がりきらず、最低気温も日に日に上がっています。東京都心は、今日6日(土)で3日連続の熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)となりました。

明日7日(日)は、30℃以上の時間帯が、東京都心では朝9時頃~19時頃まで10時間くらい、名古屋は朝9時前~夜10時頃まで13時間くらい長時間暑さが続きます。

西日本~東日本では、夜も晴れて天の川など天体観測が楽しめますが、夜もこまめに水分や休憩を取り、熱中症対策は万全に行いましょう。

●災害級の暑さいつまで?

関東など災害級の暑さは、週明けにかけて続く見込みです。来週中頃からは梅雨空が戻るため、猛烈な暑さは収まりますが、湿度が高く不快な蒸し暑さが続きます。引き続き、熱中症に警戒が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士