梅雨入りしてから、「頭痛」「めまい」「肩こり」などの症状がでやすくないですか? これらは、この時期特有の気象条件が影響している可能性もあります。運動不足になりやすいこの時期、「ゆったり入浴」を習慣付けると改善することもありそうです。暑さによる身体へのダメージが次第に蓄積されていく時期、十分な栄養と休養、規則正しい生活を意識して「梅雨バテ」を乗り切りましょう。

●梅雨時の不調「梅雨バテ」の原因や症状

今日(6月29日)の北陸地方は、北陸東部の新潟を中心に梅雨の晴れ間となり貴重な晴れとなっています。今夏は、多くの地方で平年より遅い梅雨入りの速報発表があり、梅雨入り後、即、梅雨の最盛期や末期の様相となっています。

この時期、梅雨前線が本州付近に停滞、前線上を低気圧や渦が次々と通過すると、気圧が短い周期で変化しやすくなります。また、日照時間は少なく、湿度は全般に高止まり傾向、予想以上に梅雨の晴れ間が広がると、気温は急上昇し、気温の変動が大きくなります。

その結果、「頭痛」「めまい」「肩こり」「食欲不振」「だるさ」「集中力の低下」などの身体の不調が目立ちやすくなることがあるようです。暑さによる身体へのダメージが次第に蓄積されていく時期でもあり、十分な栄養と休養、規則正しい生活を意識して、対処していきましょう。

●ぬるめのお湯にゆったり入浴でリラックス

この時期は、屋外でジョギングやウォーキングなど定期的な運動を行うのが難しい時期となっています。入浴の際は、シャワーのみではなく、少しぬるめの湯船にゆっくりつかるようにしましょう。生活のリズムを整えるのに役立ちそうです。

入浴後は、十分な睡眠をとるために、少し体温が下がってから就寝するの理想です。就寝間際の入浴は、体温が下がらず寝つきが悪くなりますので注意して下さい。

また、これからの時期は、夜間の自宅でも熱中症リスクが高まることがあります。就寝前には水分補給をしっかり行い、枕元にも水のペットボトル等を常備しましょう。

●「蛍」の発光「f分の1ゆらぎ」でヒーリング効果を実感

「f分の1」のfとは周波数または振動数(Frequency)の頭文字からきています。

自然界には、風や波の変動やその音、小川のせせらぎや雨音、ろうそくの炎のゆらぎ、蛍の発光など、規則正しさと不規則が絶妙なバランスで存在しています。こうした、規則的な動きの中に微妙なずれを伴い、人にとって心地良いリズムと感じさせるものを「f分の1ゆらぎ」と言います。森林浴に出かけて、既に無意識のうちに、ヒーリング効果を実感されている方も多いかもしれません。

この「f分の1ゆらぎ」は、音楽療法でリラックス効果や集中力を高めたり、免疫力の向上が期待できるケースもあり、「f分の1ゆらぎ」の声を持つアーティストの楽曲でも同様の効果が期待できるものがあるようです。

また、この時期ならではのもので「蛍」のゆらぐ発光を見ると、心が洗われ癒やしを感じられることもあるでしょう。ただ、蛍の名所と呼ばれる所に、自動車のヘッドライトが集中、大挙して人が押し寄せるのは好ましくありません。手付かずの自然状態に近いご自分だけのポイントを探してみては如何でしょうか。

●梅雨前線は南北に波打ち活動は強弱を付けながら北陸付近に停滞

この先梅雨前線は、太平洋高気圧の北への張り出しの強まりに対応して、一旦、日本海から北陸付近に停滞しやすくなるでしょう。北陸地方では、曇りや雨優勢の天気が続く予想となっています。気象台では、29日11時時点で、大雨警報級の可能性を7月1日は北陸4県全域、2日は福井県で予想しています。前線は南北に波打ちその活動は強弱を付けながら、北陸付近に停滞する予想です。地域毎の予想雨量の見積もりが難しくなっていますので、常に最新の天気予報や気象情報を確認するようにして下さい。

当初の予想以上に「晴れ間が広がる」「雨量が多くなる」などの影響により、実況気温が予想と大きく変わることがありますので、十分注意してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士