今日8日(月)の関東地方は、天気が下り坂。日中は所々で弱い雨ですが、今夜は次第に本降りに。明日9日(火)は、朝の通勤時間帯~昼過ぎにかけて、東京都心や神奈川、千葉など沿岸部を中心に「警報級の大雨」の恐れ。川の増水やアンダーパスなど低い土地の浸水に注意・警戒。桜の花が心配ですが、花散るサインとは?

●今日8日(月) 天気下り坂 日中パラパラ 今夜は本降り

今日8日の関東地方は天気が下り坂です。日中は降ってもパラパラとにわか雨程度ですが、夕方からは次第に雨の範囲が広がり、夜は各地で本降りの雨となるでしょう。伊豆諸島では。1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所がありそうです。

●明日9日(火) 東京都心など警報級の大雨の恐れ

関東地方は、日付けが替わる頃から活発な雨雲がかかり始め、9日朝の通勤・通学の時間帯~昼過ぎにかけて大雨のピークとなりそうです。各地で激しい雨が降り、関東南部や伊豆諸島では、1時間に40ミリ以上とバケツをひっくり返したような激しい雨が予想されています。雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨の恐れも。沿岸部を中心に風も強まり、横殴りの雨となりそうです。

【9日朝~10日朝までに予想される24時間雨量(多い所)】
関東地方北部 100から150ミリ
関東地方南部 100から150ミリ
伊豆諸島   100から150ミリ

東京都心の4月1か月の平年雨量は、130ミリくらいなので、1か月分の雨量が、たった24時間でザッと降る恐れがあります。

都市部で大雨が予想されているため、道路の冠水、アンダーパスなど低い土地の浸水、川の増水などに注意・警戒が必要です。

明日9日朝の通勤・通学は、時間に余裕をもってお出かけ下さい。

●激しい雨とは?

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では(激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

●桜どうなる?花散るサインは花弁が赤

今年の桜(ソメイヨシノ)は、東京では3月29日に開花(ここ10年で最遅)、4月4日に満開(4月にずれ込むのは7年ぶり)に。昨日7日は横浜と銚子で満開、そして今日8日午前は、前橋と水戸で満開となりました。あと熊谷と宇都宮で満開の便りがあると、関東全域で満開となります。

今日8日~9日は、桜にとって試練の雨・風となりそうですが、花散る前はサインがあります。

「サクラ散る サインは花弁が赤信号」

桜は咲き始めは花弁が白いですが、花散るサインは花弁が赤くなってきます。中心が赤くなると、花散るサイン。開花したばかりの花は、少々の雨・風でも散ることはありませんが、満開からしばらくたった花は、散ってしまうかもしれません。花吹雪や花筏(はないかだ)など、違う楽しみ方になりそうです。

10日(水)~14日(日)にかけては、高気圧に覆われて、春としては珍しく全国的に晴天が続く見込みです。満開が遅かった所では、まだ楽しめそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士