明日30日(土)以降は、全国的に暖かな日が多くなり、花粉が飛びやすくなるでしょう。スギ花粉飛散はピークを過ぎた所も多いですが、このあと4月にかけては、ヒノキ花粉の飛散が本格化します。花粉症の方は引き続きしっかりとした対策が必要です。

●2日(火)までは晴れて春本番の暖かさの所が多い 花粉が「非常に多く」飛ぶ所がほとんど

明日30日(土)から2日(火)までは、全国的に晴れる所が多いでしょう。日差しのもとでグンと気温が上がり、関東から西では2日(火)にかけて最高気温が20℃以上の所がほとんど。東京は明日30日(土)、明後日31日(日)と、最高気温が25℃以上の夏日になる可能性があります。
春に晴れて気温が上がる日は花粉が飛びやすく、2日(火)までは九州から東北にかけて、花粉が「非常に多く」飛ぶ所がほとんどです。花粉症の方は万全の対策をなさって下さい。

3日(水)は西日本で断続的に雨が降り、花粉の飛散は少し抑えられるでしょう。一方で、東京など東日本は午後に雨の降り出す所が多く、雨が降り始めるまでに花粉が飛びやすい見込みです。

4日(木)は次第に天気が回復し、西日本も含めて再び花粉が飛びやすくなりそうです。

桜が咲くころからは、スギ花粉からヒノキ花粉のシーズンに変わり、ヒノキ花粉の飛散が急増する見込みです。

●スギ・ヒノキ花粉のピーク時期(九州~東北)

スギ花粉はすでに飛散のピークを過ぎている所が多くなっています。東京や仙台もまもなくピークを終えるでしょう。ピークの期間は、およそ10日から1か月ほど続いた所が多くなりましたが、広島と高松は、今年の飛散量は例年より少なく推移し、ピークの期間は例年に比べて短く、はっきりしたピークは現れませんでした。
ヒノキ花粉は、九州や、近畿、東海から関東と東北南部の一部で飛散開始しています。中国、四国も3月末にかけて飛散開始が確認される所が多くなるでしょう。この先、4月上旬にかけては暖かい日が多く、ヒノキ花粉の飛散が急増する見込みです。4月上旬は広い範囲でヒノキ花粉のピークとなるでしょう。ピークの期間は、およそ1週間から2週間ほどの見込みです。晴れる日や風が強い日は飛散量が増えるので万全な花粉対策を心がけて下さい。仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士