厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、最新のインフルエンザ報告数(2月12日~18日)は「101,832」となり、3週連続で10万人以上の報告数となりました。インフルエンザは昨年12月に一度目のピークを迎えましたが、今シーズン二度目のピークに。

●インフルエンザ報告数

厚生労働省が2月26日に発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、第7週(令和6年2月12日~18日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「101,832」となりました。第6週(令和6年2月5日~11日)の「118,009」に比べると16,177人減少したものの、3週連続で10万人以上の報告数となりました。

インフルエンザは昨年12月に一度目のピークを迎えていますが、今シーズン二度目のピークに入っています。

●2月最終日~3月スタートは西から荒天 3月もインフルエンザ注意

今日28日は広く晴れて、空気が乾燥するでしょう。人混みではマスクをするなど、インフルエンザにご注意ください。

明日29日から3月1日にかけては、本州の南岸を低気圧が急速に発達しながら東へ進むでしょう。このため、西から雨の範囲が広がり、太平洋側ほど激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。風も強まり、傘を差していても濡れてしまうような雨の降り方になりそうです。

2日から3日は、北陸から北の日本海側では雪が降り、大雪や吹雪に注意が必要です。
太平洋側ほど晴れますが、北西の風が強まりそうです。晴れる日は空気が乾燥しますので、インフルエンザにかかるリスクが高まります。3月に入っても加湿器などを使って、適度に湿度を保つようにしてください。

●空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士