北海道 連休明けにかけての天気 最高気温は4月中旬並みの日も
北海道付近は、今日10日夜から明日11日(日)にかけて低気圧を含む気圧の谷の中に入るでしょう。そのため、雲の広がる所が多くなり、雪の所もあるでしょう。今日夕方以降は、道南で雷を伴って降り方の強まる恐れがあります。明日午後には次第に晴れ間が戻り、明後日12日(月)は高気圧が張り出し、晴れる所が多くなるでしょう。13日(火)以降は、暖気が流れ込む影響で、記録的に気温の高くなる可能性があります。
●今日10日(土)夜~明日11日(日)の天気 雪の降る所がある
今日10日(土)の北海道付近には、低気圧を含む気圧の谷が接近するため、次第に雪となる所が多くなるでしょう。道南では雷を伴って一時的に降り方の強まる恐れがあります。道南を中心に、天気の急変等に注意して下さい。しかし明日朝にかけて、大雪とはならない見込みです。
明日11日(日)は、低気圧が次第に北海道付近から離れ、弱いながら一時的に冬型の気圧配置となるでしょう。そのため、午前は雲に覆われ、朝までは雪の所がありますが、午後は晴れ間の戻る所が多くなりそうです。日中の最高気温は道南を中心にプラスとなり、平年並みとなる見込みです。
●明後日12日(月) 晴れる所が多い
明後日12日(月)は、次第に高気圧の張り出しの中となるでしょう。日本海側で弱い雪の降る所がある程度で、晴れ間の広がる所が多くなりそうです。最高気温は平年並みか高く、札幌ではプラスの3℃となる見込みです。道北で午後を中心に西~南西の風がやや強く吹く程度で、割合穏やかに経過するでしょう。外出等にもよい日和となりそうです。
●13日(火) 晴れて気温上昇 最高気温は10℃以上の所も
北海道付近にこの時期としては非常に強い暖気が流れ込み、日中の最高気温は函館で11℃、札幌や室蘭9℃、岩見沢8℃など、平年よりもかなり高くなり、場所によっては4月中旬並みとなる所もありそうです。暖気の流れ込みやすい状況は少なくとも14日(水)までは続きそうです。そのため、季節外れの高温傾向は14日も続くでしょう。2月として、最も高い最高気温の記録を更新する所もあるかもしれません。
●連休明けは屋根からの落雪等に十分注意を
13日(火)以降、日中はこの時期として非常に暖かくなることが見込まれます。このような際は雪解けが進むことで、以下のようなことが起こる可能性があります。
・なだれ
過去になだれの発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
・屋根からの落雪
雪やつららが落ちてくると危険なため、できるだけ軒下を通らないようにするといいでしょう。
・路面状況の変化
融雪により、道路は冠水状態となる可能性があります。可能であれば、連休中に自宅周辺の排水溝の除雪作業を進めるとよいでしょう。また、日中に高い気温となっても、朝晩はマイナスの気温となり、路面は再び凍結して滑りやすくなるでしょう。
・土砂崩れ
雪解けによる水分が地面に浸み込み、地盤が緩むことがあります。解ける雪の量が多ければ多いほど、地面に浸み込む水分量も多くなるため、注意が必要です。