インフルエンザ発生数 今年に入り増加傾向 暦の上では春でも油断大敵
厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、最新のインフルエンザ報告数(1月22日~28日)は「94,694」と今年に入り、増加傾向となっています。明後日4日は、二十四節気の「立春」で暦の上では春となりますが、寒い日が続くため、引き続き体調管理にご注意ください。
●インフルエンザ報告数
厚生労働省が今日2月2日に発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、4週(令和6年1月22日~28日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「94,694」でした。3週(令和6年1月15日~21日)の「87,318」に比べて、7,376人増加し、今年に入り、増加傾向が続いています。
●週明けは関東で大雪も
明日3日(土)以降は、極端に寒い所はありませんが、関東では週明けに雪が降る見込みです。
平地でも雪の降る可能性があり、6日(火)の東京の最高気温は4℃と凍えるような寒さとなるでしょう。防寒対策はしっかりして、体調を崩さないようにしてください。また、九州は低気圧や前線の影響で、雨の降る日が多くなるでしょう。雨に濡れて体調を崩さないように、ご注意ください。晴れる所では、空気は乾燥しますので、加湿器などを使い適度に湿度を保つようにしてください。
●空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。