道路の気象影響予測 16日(火)まで猛吹雪や大雪の影響大 車の立ち往生に警戒
15日(月)から16日(火)は冬型の気圧配置で、強い寒気が流れ込むでしょう。北海道から北陸は猛吹雪や大雪による交通障害に警戒。長野県や関東北部の山間部でも大雪による影響リスクが大きくなっています。
●北海道~北陸を中心に猛吹雪や大雪の恐れ
15日(月)から16日(火)は冬型の気圧配置で強い寒気が流れ込むでしょう。北海道から北陸を中心に冬の嵐となりそうです。
【北海道・東北】
道路の気象影響予測をみますと、16日(火)にかけては猛吹雪や警報級の大雪となる恐れがあり、影響リスクが大きくなっています。猛吹雪や大雪、吹きだまりによる交通障害に警戒が必要です。17日(水)は猛吹雪や大雪のピークは過ぎますが、引き続き積雪や路面の凍結に注意が必要です。
【北陸(新潟県含む)】
16日(火)にかけて気象による影響リスクが大きくなっています。山沿いを中心に大雪となり、平地でも積雪となるでしょう。風も強く、荒れた天気になりそうです。通行止めなど影響がでる可能性があります。
地震の被災地の能登地方でも積雪となる予想です。地震の影響で道路が寸断されている所がありますが、大雪によりさらに路面状況が悪化する恐れがあります。道路が大きく陥没した所では、路面の安全確認が難しくなりそうです。大雪が予想される期間は不要不急の車の使用は慎重な判断をなさって下さい。被災地支援や復旧作業にあたる方など、車の立ち往生に注意が必要です。
【関東甲信・東海】
16日(火)にかけて影響リスクの高い道路があります。長野県や関東北部の山間部、岐阜県の山間部を中心に大雪となる所があるでしょう。峠越えの車などは積雪や路面の凍結による交通障害に警戒・注意してください。
●近畿~四国も影響あり
【近畿・中国地方】
15日(月)夜から16日(火)夕方にかけて影響リスクの大きくなる道路があるでしょう。近畿北部から山陰は雪エリアが拡大し、山沿いを中心に積雪となりそうです。平地も積雪となったり、路面が凍結したりする所があるでしょう。
【四国】
15日(月)夕方まで強風による影響リスクの大きい道路があります。風が強く、車は横風に流されやすくなりますので、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。
道路ごとの影響については、道路の気象影響予測も参考になさってください。(気象予測に基づく影響予測ですので、実際の規制状況は道路管理者等の発表をご確認ください。)
●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。