北海道の3連休の天気 局地的な大雪やふぶきの恐れ 交通障害に注意
明日6日からの3連休の北海道は、気圧の谷などの影響で雪の降る所があるでしょう。特に日本海側では降り方が強まり、ふぶいて見通しが悪くなりそうです。局地的に大雪となる恐れもあります。交通障害に注意し、最新の気象情報や交通状況を確認するようにしてください。
●3連休は局地的な大雪の恐れ
明日6日の北海道付近は、日本海に発生する低気圧を含む気圧の谷の中となるでしょう。
道北や道央は広く雲に覆われ、雪の降る所が多くなります。雪の中心は留萌地方周辺となり、局地的に大雪となることもあるでしょう。今日午後1時の留萌の積雪は80センチで、平年の2倍の量となっています。さらに雪の量が増える恐れがあるため、交通障害に注意し、屋根からの落雪やなだれなどにも注意してください。また、風も強まって、ふぶいて見通しが悪くなることもあるでしょう。
一方、道南方面や道東方面は割合晴れて、日差しに恵まれる見込みです。
7日日曜日の北海道付近は、気圧の谷の中で、上空には強い寒気が流れ込みます。
道東方面で晴れ間が出る他は広く雲に覆われ、道北や道央は断続的に雪が降り、時折降り方が強まるでしょう。雪の中心は留萌や後志地方周辺ですが、この先低気圧の位置が予想と変わると、雪の中心になる地域も変わることがありそうです。日本海側の地域では雪の強まる可能性があるため、最新の気象情報に注意してください。
また、「二十歳の集い」のある札幌周辺では、低気圧の通るコースによっては時折雪の降り方が強まり、まとまった量となる可能性もあります。晴れ着などで移動する際は時間に余裕を持って、足元には十分注意してください。
8日月曜日の北海道付近は、気圧の谷の中に入った状態が続くでしょう。引き続き日本海には小さな低気圧があり、この影響で日本海側は午前を中心に雪の降りやすい状態が続き、北部や後志地方を中心に降り方が強まることもありそうです。土日と同じような所で雪の量が増える恐れもあるため、交通障害に注意し、最新の気象情報や交通状況を確認するようにしてください。
太平洋側やオホーツク海側は、広く晴れ間が出るでしょう。雪は降ってもオホーツク海側の山沿いが中心で、降り方も全般に弱い見込みです。
●着雪による停電の恐れも 対策は
3連休の道内の気温は平年並みかやや高めで、日中は0℃前後の所が多くなりそうです。湿った重たい雪が降り、風を伴うことによって、電線や街路樹に着雪することもあるでしょう。電線が雪の重みで切れてしまったり、倒木によって停電が発生する恐れもあります。
いざという時のために、モバイルバッテリーや懐中電灯、食料品や水などを備えておくと安心です。
また、冬の北海道では寒さをしのぐことも重要です。停電になってしまった時のために、防寒具やポータブルストーブなどを用意して、日頃から点検や確認などをしておくと良いでしょう。