道路影響予測 大晦日から元日 雨や雪・風が強まり影響が大きい 冠水や凍結に注意
年末年始は、大晦日から元日にかけて、気象による道路への影響が大きくなる予想。雪解けが進む所や路面の凍結、風が強まる所もあり、いつも以上に慎重な運転を。
●大晦日から元日 影響が大きい
年末年始は、31日(日)大晦日から1月1日(月)元日を中心に、雨や雪、風が強まるでしょう。気象による道路への影響が大きくなるため、最新の情報を確認してください。
今日30日(土)は新たに発生する低気圧が、夜には九州の南へと進むでしょう。沖縄は昼頃にかけて激しい雨の降る所があり、道路が冠水するおそれがあります。九州は昼頃から雨が降りだし、夜は四国や中国地方、近畿も広く雨が降るでしょう。
31日(日)大晦日は、低気圧が本州の南と北日本付近を通過。全国的に雨が降り、風が強まりそうです。平地で雪が降るのは北海道くらいで、北陸や東北は雨。積雪の多い地域では雪解けが進むでしょう。降る雨に加えて、雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、土砂災害が発生することがあります。道路の冠水に十分ご注意ください。
31日(日)大晦日の夜には冬型の気圧配置に変わり、寒気が流れ込むでしょう。北陸や東北の日本海側は、山沿いから雪に変わりそうです。1月1日(月)元日にかけては、平地でも再び雪の降る所があるでしょう。2日(火)は穏やかに晴れる所が多いですが、新たに積もった雪や凍結などで、路面状況が悪くなることが予想されます。
年末年始は、慣れない道を運転する機会が増えます。道路の状況を確認し、車間距離を十分にとって安全運転を心がけてください。
●冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」
この時期、車を運転する際に気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えるなど、対策をしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら凍結している恐れがあります。
(3)時には迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4)時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5)こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。