東北地方の年末年始は大晦日に荒れた天気となる所があるでしょう。また、気温の変動が大きく、元日(月)や4日(木)は平年並みか平年を下回る寒さとなりそうです。そして、初日の出は太平洋側ほど晴れて見られるチャンスがあるでしょう。

●年末年始 大晦日は荒れた天気となる所も 気温の変動大

明日29日(金)は朝まで雪や雨の降る所がありますが、日中は太平洋側を中心に日差しが届くでしょう。
30日(土)は東北南部ほど晴れる時間が長い見込みです。その他の地域は雲が広がりやすいものの、天気が大きく崩れることはないでしょう。年末の大掃除などは30日(土)がおすすめです。
31日(日)大晦日になると低気圧や前線が日本付近を通過するでしょう。日本海側では午前中から雨が降り、太平洋側でも午後には雨が降りだす予想です。日本海側はまとまった雨となる所もあるでしょう。積雪の多い地域ではなだれに注意して下さい。そして、夜になると次第に冬型の気圧配置へと変わり、西寄りの風が強まるでしょう。山沿いを中心に雪へと変わる所もありそうです。吹雪となるなど荒れた天気の恐れもあるため、今後の最新の気象情報を確認するようにして下さい。
元日(月)は冬型の気圧配置が次第に緩むでしょう。太平洋側を中心に日差しが届きますが、風の強い状態は続きそうです。
2日(火)から3日(水)にかけては気圧の谷が北日本付近を通過するでしょう。2日(火)午後から青森県や秋田県など日本海側で雨や雪が降りだし、3日(水)は太平洋側でも雨や雪の降る所がありそうです。
4日(木)仕事始めは冬型の気圧配置となるため、日本海側では雪や風が強まるでしょう。太平洋側でも強い風に乗って雪雲が流れ込む所がありそうです。

気温は平年より高い日が多いでしょう。ただ、元日(月)と4日(木)はこの時期らしい寒さとなりそうです。また、2日(火)の朝は放射冷却の影響で冷え込む所が多いでしょう。年末年始で長期間、家を空けるという方は、水道管の水抜きなど忘れずに行って下さい。

●2024年 初日の出は太平洋側ほどチャンスがありそう

上の図は2024年初日の出マップです。初日の出が見えない所はグレー、よく見える所はオレンジで表示しています。
元日(月)は、はじめ冬型の気圧配置となるため、日本海側では雪の降る所が多いでしょう。一方、太平洋側は晴れる所が多く、岩手県の南部から福島県にかけての沿岸部を中心に初日の出が見られそうです。また、青森県の下北方面でも初日の出を見られるチャンスがあるでしょう。今年は太平洋側ほど初日の出を見られる所が多くなりそうです。
ただ、東北地方の広い範囲で風が強まるでしょう。朝の時間帯は東北北部や山沿いを中心に氷点下の冷え込みとなる所も多い予想です。初日の出を見る際は、万全の防寒対策をして下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士