明日(12日)朝は岩手・青森中心に大雪の恐れ 通勤時間帯は路面凍結やスリップ注意
今夜から明日12日(火)朝にかけて青森県三八の内陸、岩手県内陸二戸地域、沿岸北部久慈地域の山間部などは、多い所で20cm以上の降雪となる可能性が高くなっています。大雪による交通への影響に十分注意してください。
●明日朝が大雪のピーク 交通影響に注意
雪や雨は明日12日(火)未明には東北地方で降り出し、朝がピークとみられます。
低気圧が本州南岸を進むなか、青森県~岩手県北部には北からの冷たい空気が流れ込むことで気温が下がるため、雪が降り続く予想です。
青森県三八の内陸、岩手県内陸二戸地域、沿岸北部久慈地域の山間部などで雪の降る量が多くなり、多い所では20センチ以上の雪が降るでしょう。
全てが積もるわけではありませんが、湿った雪によって路面がシャーベット状になりやすく、通勤時間帯にスリップ事故などの影響が心配されます。
その他の東北各地も明日朝は冷たい雨が降るでしょう。昼前後には天気が回復へ向かいますが、前日ほど気温が上がらず、寒さ対策が欠かせません。
●シーズン初めの雪 慣れていても注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン初めの雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。