今日(1日)の北海道付近は冬型の気圧配置で、上空には非常に強い寒気が居座っています。今朝には上川地方の幌加内で全国で今シーズン最も早く100cm以上の積雪となりました。雪の中心となっている空知地方の石狩沼田では今日午後2時までの24時間で62cmもの雪が降り、大雪となっています。明日(2日)にかけても雪が降りやすく、時折降り方が強まるでしょう。

●石狩沼田では24時間で62cm降る

今日の北海道付近は、冬型の気圧配置となっています。先月28日の夜から上空に流れ込んだ非常に強い寒気は今日も居座っています。

道内は、日本海側北部や空知、後志地方を中心に雪が降り、午前4時には上川地方の幌加内で積雪が100cmに達し、全国の積雪を観測しているアメダスのうち今シーズン最も早く100cm以上の積雪となりました。なお、幌加内では今日午前11時に積雪106cmを観測しました。

昼前にかけては幌加内方面の雪の降り方は弱まりましたが、留萌南部や北空知などでは昨日(11月30日)に続き雪の降り方が強く、空知地方の石狩沼田では午後2時までの24時間に62cm、留萌地方の留萌市幌糠では55cmの雪が降るなど局地的に大雪となっています。

●寒気は弱まるが明日にかけては雪が降りやすい

上空の寒気は明日にかけて次第に弱まっていく見込みです。冬型の気圧配置も緩むでしょう。

道内の日本海側の雪は、全般に降り方は弱まっていく見込みです。しかし、風の収束などで雪雲がまとまり、局地的には雪の降り方が強まる可能性があります。明日朝も雪かきの必要な地域はありそうです。雪道での転倒やスリップ事故が多発しているため、凍結路面など路面状況の変化に歩行者も車も十分注意が必要です。

明日の朝晩の気温は全般に今日と同じくらいで、内陸を中心に強い冷え込みとなるでしょう。日中の最高気温は今日よりは高くなる所が多く、広く真冬日を脱する見込みです。それでも平年よりはやや低めとなるため、暖かくしてお過ごし下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士