北海道~新潟で非常に強い風 あすまでホワイトアウトや暴風に警戒
きょう25日も強い冬型の気圧配置となっており、北海道から新潟県を中心に非常に強い風が吹いています。あす26日も北海道は猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要です。
●北日本を中心に非常に強い風
きょう25日も強い冬型の気圧配置となっており、北海道から新潟県を中心に風が強まっています。
最大瞬間風速は、新潟県佐渡市の弾崎灯台で29.7m/s(3時28分)と11月1位の値を更新しました(統計開始は2008年)。北海道日高地方のえりも岬で29.8m/s(12時12分)、山形県酒田市の飛島で29.7m/s(1時49分)、北海道宗谷地方の宗谷岬で27.3m/s(9時10分)を観測しました。
また、秋田県にかほ市で26.5m/s(3時15分)、秋田県八峰町や北海道檜山地方の奥尻町で25.7m/s(八峰町:8時14分、奥尻町:4時40分)、北海道後志地方の寿都町で25.5m/s(11時9分)の風が吹きました。
きょう25日14時現在、北海道では、日本海側やオホーツク海側で暴風雪警報が発表されている地域があります。
●あす26日まで猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒
あす26日のはじめまで強い冬型の気圧配置は続くでしょう。
北海道では、あす26日にかけて、雪を伴った非常に強い風や強い風が吹く見込みです。猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒してください。ホワイトアウト(視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象)の恐れがあります。東北や北陸はきょう25日にかけて強風に注意が必要です。
●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。