きょう27日は全国的に大気の状態が非常に不安定となっていて、広島県福山市では竜巻などの激しい突風が発生したとみられます。関東の平野部でも落雷が観測されていて、このあとも急な強い雨や落雷などに注意が必要です。

●広島で竜巻目撃情報

日本付近の上空には、上空約5500メートルでマイナス21℃以下のこの時期としては強い寒気が流れ込んでいます。北日本から西日本にかけて広く大気の状態が非常に不安定になっていて、あちらこちらで雨雲が湧いています。特に北陸や近畿、中国地方、九州では、局地的にカミナリを伴って雨脚が強まっています。
広島県福山市神村町では、午後0時52分ごろ、竜巻などの激しい突風が発生したとみられます。

石川県輪島市では午前10時36分までの1時間に57.0ミリの非常に強い雨を観測し、午後2時30分現在、輪島市に土砂災害警戒情報が発表されています。
また、鹿児島県阿久根市では、午後0時46分までの1時間に32.5ミリの激しい雨を観測しました。

●関東の平野部でも落雷 今夜も大気の状態不安定

午後になって、関東地方の平野部でも局地的に雨雲やカミナリ雲が湧いてきています。午後2時30分現在、千葉県や茨城県の一部で落雷を観測しています。また、東京都や埼玉県、栃木県でも雨雲がかかっています。

このあとも、北日本から西日本の広い範囲で大気の非常に不安定な状態が続く見通しで、このあとはさらにあちらこちらで急な雨や雷雨がありそうです。

●竜巻から身を守る行動とは

屋内にいる時に、竜巻が接近してきたら、窓や壁から離れてください。家の1階の窓のない部屋に避難しましょう。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引いてください。雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。頑丈な机やテーブルの下に入り、身を小さくして、頭と首を守る姿勢をとってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士