あす20(金)も関東甲信では夏日になる所が多いでしょう。一転して、21日(土)はこの時期としては強い寒気が流れ込むため、気温が急降下しそうです。標高の高い所では雨から次第に雪に変わり、雪が積もる所もあるでしょう。

●あす20日(金)も 25℃以上の夏日続出

きょう19日(木)の関東甲信地方は、たっぷりの日差しと南よりの暖かい風で、関東南部を中心に気温が上がりました。
午後3時までの最高気温は、東京都心で25.4℃、横浜市で25.3℃と、25℃以上の夏日になりました。東京都心は、きょうで今年139回目の夏日になり、昨年2022年に観測された、年間夏日過去最多記録140日に迫っています。横浜市では今年132回目の夏日になり、2018年と2022年に観測された年間夏日過去最多記録134日に迫っています。

あす20日(金)は朝から気温が高めで、最低気温は関東南部では20℃を少し下回るくらいでしょう。日中は日差しに加えて、南よりの風が強まるため、気温が上がりそうです。最高気温が25℃以上の夏日になる所が多く、あすも昼間は半袖で過ごせるくらいです。

夕方以降は関東を前線が通過するため、所々でにわか雨があるでしょう。お帰り時間が遅くなる方は雨具があると安心です。

●21日(土) この時期としては強い寒気 標高の高い所では積雪か

21日(土)は西高東低の気圧配置になり、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んでくるでしょう。

晴れる所が多くなりますが、関東北部の山沿いや長野県北部、中部では雨の降る所がありそうです。標高の高い所では、雨から次第に雪に変わり、積雪となる所があるでしょう。峠越えをされる方は、冬用タイヤを装備するよう、お願いいたします。

最低気温は内陸を中心に10℃を下回り、暖房が必要なくらいでしょう。日中は日差しがあっても、最高気温が20℃前後の予想で、この時期らしい気温になりそうです。北よりの風が体感温度を下げるでしょう。長野市では前日との気温差が10℃近くになり、気温差が激しくなりそうです。服装でうまく調節しながら、体調管理に気を配りましょう。

●22日(日)の朝 寒さのピーク 関東南部でも10℃近く

22日(日)の朝は、今回の寒気のピークです。
最低気温は関東南部で10℃近く、関東北部や甲信では5℃くらいまで下がる所もあるでしょう。日中は日差しが届きますが、最高気温は20℃くらい、関東北部や甲信では20℃に届かない所もありそうです。
朝は暖房、お出かけには厚手の上着、寝るときは温かい寝具が欲しいくらいです。一気に季節が進んだかのように感じられるでしょう。

お出かけを予定されている方は、上の図の気温と服装の目安を参考になさってください。なお、季節や風速などによっても指標が多少変化し、人により暑さや寒さの感じ方も異なるため、あくまでも目安になります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士