今夜(16日)から明日(17日)にかけては、北海道付近の上空約1500メートルに11月上旬並みの寒気が流れ込み、標高の高い峠や山間部では雪が降るでしょう。強い風を伴ってふぶき、峠の幹線道路でも積雪状態となる恐れがあります。通行の際はチェーンや冬タイヤが必須です。

●上空に11月上旬並みの寒気流入

今日の北海道付近は、サハリン方面の低気圧から延びる気圧の谷が通過し、今夜から明日にかけて上空約1500メートルには11月上旬並みの寒気が流れ込む見込みです。

日中は気圧の谷の通過に伴って、今後はオホーツク海側を中心に雨が降るでしょう。雨は夜には次第にやみますが、上空の寒気の強まりに伴って日本海上で発生する寒気による雨雲が道北や道央などに流れ込む見込みです。今夜には道北や道央を中心に再び雨が降り出すでしょう。上空1500メートル付近では気温がマイナス3度くらいとなるため、標高の高い所では雪となる見込みです。

幹線道路のある石北峠や三国峠、中山峠、日勝峠などでも雪が降り、積雪状態となる恐れがあります。また、風も強く吹き、ふぶいて見通しの悪くなる可能性もあります。路面凍結の恐れもあるため、通行の際は見通しの悪さや、路面状況の変化に十分注意して下さい。チェーンの装着や冬タイヤへの換装は必須です。

●明日は変わりやすい天気

明日日中は道北や道央を中心に時雨となり、変わりやすい天気でしょう。日中の最高気温は平年より4℃くらい低めで、西寄りの風がやや強いため、かなり肌寒く感じられそうです。外出の際は雨が降っていなくても雨具を持ち、風を通しにくい上着などを着用するとよいでしょう。

なお、釧路など道東ではよく晴れて、天気の崩れはない見込みです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士