あす13日も秋晴れ 小笠原諸島は台風の影響 週末は太平洋側で雨 関東など肌寒く
あす13日も広く秋晴れ。ただ、台風15号の影響を受ける小笠原諸島は今夜遅くから海は大しけに。あす13日かけて高波に警戒し、強風に十分な注意が必要です。週末は太平洋側で雨が降りやすく、関東や東海は15日は冷たい雨で気温が上がらず、日中も上着が手放せない肌寒さに。
●あす13日 広い範囲で秋晴れ続く
きょう12日(木)、日本付近は移動性の高気圧に覆われて、広い範囲で秋晴れとなりました。
午後5時現在、寒気を伴った気圧の谷の影響で、東北や関東の一部に雨雲が見られます。範囲は狭いですが、今夜はにわか雨にご注意ください。
あす13日(金)も日本付近は高気圧に覆われるでしょう。日中は広い範囲で晴れの天気が続く見込みです。
九州南部は昼過ぎまで晴れますが、夕方から雲が広がり、所々で雨が降るでしょう。
朝はけさと同じくらいまで気温が下がり、東日本の内陸部や北日本を中心に一桁まで下がる所もありそうです。長野県や群馬県、福島県などに霜注意報が発表されています。農作物の管理にご注意ください。また、体を冷やさないように、お気をつけください。
日中もきょうと同じくらいの所が多く、九州から東海は25℃以上の夏日になる所もあるでしょう。関東、北陸、東北は23℃前後で快適な気温です。北海道も20℃くらいまで上がり過ごしやすいでしょう。朝晩と日中の気温の変化には注意してください。
●台風15号 あす13日にかけて「猛烈な」勢力を維持し小笠原近海を北上
本州の南には、大型で猛烈な台風15号が、小笠原近海を時速25キロで北上中です。
きょう12日(木)午後3時現在、中心気圧は900hPaとなっています。10月に台風の中心気圧が900hPaまで下がったのは、2018年(26号)以来5年ぶりです。今年発生した台風の中では台風2号に並んで、気圧が最も低くなり、今年最強の台風となっています。
台風15号は、あす13日(金)午前3時には「猛烈な」勢力を維持したまま、父島の南東約480キロの海上を時速25キロで北東へ進み、あす13日(金)午後3時の時点でも小笠原近海で「猛烈な」勢力を維持する見込みです。
小笠原諸島の海上では、今夜遅くから14日(土)にかけては、うねりを伴った大しけとなる見込みです。高波に警戒してください。
あす13日(金)は断続的に雨が強まり、未明から昼前は、看板が落下するような非常に強い風が吹く見込みで、荒れた天気に十分な注意が必要です。
また、伊豆諸島南部でもあす13日(金)から14日(土)にかけて、うねりを伴ってしける所がある見込みです。うねりを伴った高波に注意してください。
次第に速度を速めながら、14日(土)午後3時には、日本のはるか東を非常に強い勢力で北東へ進み、15日(日)には温帯低気圧に変わる見込みです。
日本の陸地からは次第に離れるため、本州に直接の影響はありませんが、太平洋沿岸は波がやや高くなりますので、ご注意ください。
●台風15号の影響 波・風の予想
<波の予想>
12日(木)に予想される波の高さ
小笠原諸島 6メートル うねりを伴う
13日(金)に予想される波の高さ
小笠原諸島 7メートル うねりを伴う
伊豆諸島南部 4メートル うねりを伴う
14日(土)に予想される波の高さ
小笠原諸島 6メートル うねりを伴う
伊豆諸島南部 4メートル うねりを伴う
<風の予想>
12日(木)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
小笠原諸島 18メートル(30メートル)
13日(金)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
小笠原諸島 20メートル(30メートル)
<雨の予想>
12日(木)18時から13日(金)18時までに予想される24時間降水量(多い所)
小笠原諸島 60ミリ
●14日は西日本で雨 15日は東日本や東北も雨 関東は20℃届かずヒンヤリ
週末は本州の南岸を低気圧が進む見込みです。
14日(土)は西から雨の範囲が広がるでしょう。特に太平洋側ほど広い範囲で雨が降りやすくなりそうです。外出には傘が必要になるでしょう。
15日(日)には東海や関東も広く雨が降り、一時的に雨が強まることもありそうです。
雨で気温が下がり、ヒンヤリします。特に関東や東海は最高気温が20℃に届かず、昼間でも上着が手放せないでしょう。
最新の情報を確認して、服装にもご注意ください。