あす10日(火)の関東甲信は昼ごろから日差しがいったん戻りますが、午後は急な雨に注意が必要です。また、きょう9日(月・祝)との寒暖差が大きくなりますので、服装選びにお気をつけください。

●あす10日(火) にわか雨と寒暖差に注意

きょう9日(月・スポーツの日)は、本州の南にのびる前線の影響で、関東甲信の広い範囲で雨が降っています。土砂降りの雨になっている所もあり、傘をさしていても濡れてしまうくらいです。今夜にかけても広く雨が降り、朝まで雨雲がかかる所もあるでしょう。千葉県や茨城県では、あす10日(火)明け方にかけて大雨になる所もありますので、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分ご注意ください。

あす10(火)は前線は次第に東へ離れて、午後は西高東低の気圧配置になるでしょう。平野部では昼頃からいったん日差しが戻りそうです。ただ、夜は上空に寒気を伴った気圧の谷が通過するため、所々でにわか雨があるでしょう。急な雨にお気をつけください。

最高気温は、きょうと比べると大幅に高く、25度以上の夏日になる所が多いでしょう。甲府では29度の予想で、真夏日一歩手前まで上がりそうです。
気温の上がり方に特徴があります。気温は午前のうちにグッと上がる所が多く、午後は北風に変わって、気温が下がってきそうです。北風が強めに吹いて、体感温度を下げるでしょう。きょうとの気温差だけでなく、一日の気温差も大きくなりますので、脱ぎ着のしやすい格好の方がよいでしょう。

●晴れる日が多い 朝晩と昼間の気温差に注意

14日(土)にかけては移動性の高気圧に覆われて、晴れる日が多いでしょう。
最高気温は平年並みか平年より高く、きょうのような肌寒い日はなさそうです。ただ、晴れる日は朝晩と昼間の気温差が大きくなります。日中は24℃前後と半袖や長袖シャツ1枚でも過ごせるくらいですが、朝晩は15℃くらいまで下がる日もあるでしょう。北部では10℃近くまで下がる所もありそうです。服装でうまく調節し、体調管理に気をつけましょう。

15日(日)から16日(月)は、気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みです。15日(日)は雲が多く、雨の降る所があるでしょう。16日(月)も明け方まで雨の降る所がありますが、日中は天気が回復する見込みです。
最高気温は平年並みか高く、風通しの悪い所では少しムシっと感じられるかもしれません。10月半ばに入っても、半袖がまだ活躍するでしょう。

服装選びに困る時期ですが、日々の天気や気温をこまめにチェックしながら、服装選びは慎重に行ってください。

●気温と服装の目安

上の図は、気温と服装の目安です。

最高気温が25℃以上の所では、昼間は半袖でちょうど良いくらいでしょう。20℃を下回ると、カーディガンやジャケットなど羽織る物がないと、肌寒く感じられます。気温が15℃を下回るとセーターが必要なくらいでしょう。
また、北よりの風が1メートル吹くと、体感温度が1℃下がると言われていて、実際の気温よりも低い服装でちょうど良いと感じることもあります。

晴れる日は朝晩と日中との気温差が10℃以上になることも多く、お出かけする時間帯に合わせて調節できる服装にしましょう。人により暑さや寒さの感じ方が異なるため、上の図は服装選びの参考になさってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士