西高東低の気圧配置の中、上空に10月下旬並みの寒気が流れ込んだ北海道。今日(3日)も日本海側を中心に雨が降っていますが、大雪山系の黒岳より初雪の便りが届きました。

●【昨年より2日早い初雪】

今日の北海道は、オホーツク海中部で発達する低気圧の影響で気圧の傾きが大きくなり、日本海側沿岸を中心に西よりの風が強まっています。また、上空には10月下旬並みの寒気が流れ込んでいるため、日本海側や太平洋側西部ではしぐれのような雨が降っており、今日の明け方には札幌や旭川で雷を観測しました。

この寒さの中、大雪山系の黒岳より初雪の便りが届きました。連絡を頂いた(株)りんゆう観光によると、今日の早朝に黒岳7合目付近から頂上付近にかけて積雪状態であるのを確認されたとのことです。ちなみに昨年の初雪は10月5日だったので、昨年より2日早いことになります。

北海道付近の西高東低の気圧配置は今日午後には次第に緩み、上空の寒気も東に抜ける見込みです。なお。明日(4日)は低気圧の接近に伴って早くも天気は下り坂となり、午後には日本海側から雨が降り出すでしょう。また、明後日(5日)は、低気圧の発達程度によっては大雨となる恐れがあります。天気の変化が早く、寒暖差も大きくなります。引き続き体調管理に注意してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士