三連休は太平洋側で日差しの届く所が多いものの、秋雨前線に近い日本海側は曇りや雨。夏のような空気に包まれ、厳しい残暑が続きそう。20日(水)の彼岸の入りあたりから、秋雨前線が本州付近に南下し、暑さはようやく和らぐでしょう。

●14日(木)～20日(水)　三連休は北と西を中心に雨

あす14日(木)以降は、秋雨前線が日本海から北日本付近にかけて延びるでしょう。連休中は高気圧の本州への張り出しが強いものの、次第に東へ後退し、20日(水)の彼岸の入りになると秋雨前線が本州の日本海側へ近づく見込みです。

北海道や東北北部は雨の降る日が多く、一時的に降り方が強まることもあるでしょう。この時期としては雨の量が多くなる可能性もあり、今後の情報に注意が必要です。東北南部も15日(金)から曇りや雨の日が続きそうです。

関東甲信から中国、四国にかけては、日本海側で雲が広がるものの、太平洋側は晴れる日が多く、厳しい残暑が続きます。最高気温は連日30℃以上で、35℃以上の猛暑日となる所があるでしょう。夜間は幾分、しのぎやすくなってきたものの、まだ熱帯夜となる日がありそうです。20日(水)は日本海側を中心に雨が降るでしょう。

九州は湿った空気の影響を受けやすく、雨の日が多いでしょう。日差しが少なくても気温は高く、蒸し暑い日が続きそうです。

●21日(木)～26日(火)

この期間は、東北から九州にかけての広い範囲で秋雨前線の影響を受ける見込みです。日の差す所もありますが、雨の降る日が多いでしょう。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、日中の厳しい暑さは幾分和らいで、朝晩はこれまでより涼しく感じられる日がありそうです。日中に雨が降った場合には予想よりも気温が下がる可能性もありますので、念のため羽織れるものを用意しておくとよいでしょう。

一方、前線から離れた北海道は晴れる日が多い見込みです。季節外れの高温は落ち着き、秋らしい過ごしやすい日が増えてきそうです。特に朝晩はこれまでよりグッと冷えてきますので、体調を崩さないよう、お気をつけください。沖縄は晴天と暑さが続くでしょう。

情報提供元： tenki.jp日直予報士