関東 20日頃までは連日の真夏日 3連休も熱中症対策を 厳しい残暑いつまで?
関東地方は、20日(水)頃までは厳しい残暑が続きそう。3連休も屋外のレジャーや車での移動の際は、熱中症対策を万全に。涼しくなるのはいつ?
●連日の真夏日
きょう12日(火)も関東地方は、日差しで気温がグングン上がりました。午後3時までの最高気温は、群馬県桐生市で34.6℃、埼玉県鳩山町で34.4℃と、猛暑日にはならなかったものの、うだるような暑さが続いています。東京都心は32.0℃と、今年になって80回目の真夏日。年間の真夏日日数を更新し続けています。
あす13日(水)以降も、東京都心の最高気温は33℃前後と、真夏並みの暑さが続きそうです。内陸部では35℃に迫る所もあるでしょう。昼間の暑さだけでなく、朝晩もこの時期としては気温の高い状態が続きます。最低気温は25℃以上の日もあり、9月中旬なのに熱帯夜という所もあるでしょう。
今週末からは3連休ですが、特に外でのレジャーは万全の熱中症対策が必要です。こまめな水分補給や休憩をとるよう、心がけてください。直射日光の当たる場所に駐車した車は、車内温度が上昇していることが多くあります。効率的に車内を涼しくし、熱中症の予防・対策を行いましょう。
●21日(木)頃から 平年並みの日も
21日(木)以降は前線の影響を受けやすくなり、曇りや雨のぐずついた天気になるでしょう。天気だけでなく、気温にも変化が出てきそうです。
20日(水)頃までは、最低気温や最高気温が平年より5℃以上高い所が多いですが、その後は平年並みの日が増えてくるでしょう。シルバーウィークが終わりに差し掛かる頃には、最高気温が30℃に届かない予想です。朝晩は、これまでよりも涼しくなるでしょう。とはいえ、日差しのもとでは厳しい暑さ、蒸し暑い日も多いため、体調管理にお気をつけください。
●車内温度が高い時の、効率的な下げ方
車での熱中症対策として効果的な手段はエアコンを有効に使うことですが、エアコンも使用方法により車内温度の下がり具合が違います。
車内温度が55℃と高温になった駐車車両の車内温度を下げるための方法を複数試したところ、最も早く温度が下がったのは「窓を全開にして車のエアコン(オート)を外気温導入、温度設定をLo(最低)にして走行し、2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行する方法」でした。この方法では5分後の車内温度が28℃になりました。
上の画像のように、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。