九州 熱帯低気圧の動き 6日朝にかけて、北部は局地的に激しい雨のおそれ

きょう5日、九州は熱帯低気圧の周辺の湿った空気や秋雨前線の影響で、大気の状態が不安定でしょう。九州北部は、あす6日朝にかけて雷を伴い局地的に激しい雨が降るおそれがあります。沿岸海上は北よりの風がやや強く、波が高い所が多いですのでご注意ください。

きょう5日、台風12号から変わった熱帯低気圧は九州のすぐ西の海上に進んでいます。この後も、熱帯低気圧は九州の西の海上にほとんど停滞し、次第に弱まる見込みです。
熱帯低気圧は弱まってきますが、九州付近は熱帯低気圧周辺の湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定でしょう。また、九州北岸付近には秋雨前線が現れる見込みです。
九州の対馬海峡沿岸や太平洋側を中心に一時雨や雷雨になり、対馬海峡沿岸はあす6日朝にかけて雷を伴い局地的に激しい雨が降るおそれがあります。

また、九州付近は気圧の傾きがやや大きくなるため、沿岸海上を中心に北よりの風がやや強く吹くでしょう。海上は波が高くなる所が多く、九州南部や大分県の沿岸はうねりが入る見込みです。強風や高波にご注意ください。

●今週後半は一時的に秋の空気

あす6日朝にかけて、九州は対馬海峡沿岸を中心に雷を伴い局地的に激しい雨が降るでしょう。その後、次第に天気が持ち直し、大陸から秋の乾いた空気が流れ込む見込みです。今週の後半、日中はまだ残暑が続きますが、朝晩はしのぎやすく秋の訪れが感じられそうです。
ただ、来週になると南から湿った空気が流れ込むため、再び蒸し暑さが戻るでしょう。