台風7号 影響長引くおそれ Uターンラッシュの主要交通網直撃 切符変更など早めに
台風7号の影響で、14日(月)頃から本州でも大荒れとなる見込み。主要交通機関に運休などが発生し、お盆期間のUターンラッシュに大きな影響が及ぶおそれがある。
●14日頃から大荒れか
非常に強い台風7号はきょう12日午後3時現在、小笠原諸島付近をゆっくり北上しています。
今後、日本の南を本州方面に進んで、来週15日(火)頃には強い勢力で、西日本から東日本にかなり近づくとみられます。
14日(月)頃から16日(水)頃にかけて、台風の進み方によっては、西日本から東日本を中心に大荒れの天気となるおそれがあります。
●影響が長引くおそれ
台風7号は暴風域を伴いながら、ゆっくりとしたスピードで本州または四国に近づくとみられます。
台風がまだ本州付近から離れている13日頃から太平洋側では海がしけてきて、14日頃になると太平洋沿岸を中心に雨や風が強まってくる予想です。
特に雨は、台風本体がやってくる前から、台風周辺の湿った空気の影響で雨量が多くなる所がある見込みです。
台風本体の雨と合わせると、多い所で24時間で300ミリ以上の雨が降り、大雨となる可能性があるため警戒が必要です。
●Uターンラッシュ直撃
台風が本州付近に近づくタイミングが、お盆期間のUターンラッシュと重なる予想です。また、台風の進路が、国内の主要交通網を直撃するコースとなる見込みです。
暴風警戒域の範囲内に、東海道・山陽新幹線や東名高速のほか、関西国際空港、中部国際空港といった主要空港、大阪港などの主要港が入っていて、陸海空それぞれの交通に大きな影響が及ぶおそれがあります。
すでに新幹線の計画運休、高速道路の通行止めの可能性が発表されており、交通機関は利用する日程などの変更を呼び掛けています。
●払戻・変更は早めに
交通機関によっては、対象の新幹線や航空機などの切符・搭乗券の変更・取消を、特別に無料で行うことを発表しています。対象日程・路線などを各交通機関にご確認ください。
お盆期間であり、通常でも予約が多くなっている時期です。運休決定後は予約変更の集中や窓口の混雑が大きくなることも予想されます。特に指定席を希望される場合は、早めに影響期間を避けた行程に変更した方が良さそうです。
延泊を伴う場合には、宿泊できるホテルなどの予約状況も、あわせて確認してください。
旅行会社でパックツアーを購入された場合は、旅行開始前後で手続きが異なるケースがほとんどです。また、列車等の振替の可否も商品によってことなるため、事前に旅行会社へ確認しておくことをお勧めします。