台風7号 お盆にかけて強い勢力で本州に接近か レジャーや帰省に影響も
日本付近には相次いで台風が接近するでしょう。きのう8日に発生した台風7号は、発達しながら南の海上を北上する予想。お盆にかけて本州に接近するおそれがあり、警戒が必要です。
●台風7号 最新情報
台風7号は、きょう9日午前9時現在、小笠原近海にあって、ゆっくりとした速さで西に進んでます。中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルです。
今後は暖かい海上を進むため、発達しながら北西に進むでしょう。あす10日(木)から12日(土)頃にかけては暴風域を伴いながら、小笠原諸島に接近する予想です。13日(日)頃には伊豆諸島へ接近するおそれがあります。
●小笠原諸島 風・波・雨の予想
台風7号が接近する小笠原諸島の海上では、あす10日(木)はうねりを伴って大しけとなり、13日(日)頃にかけて大しけが続くおそれがあります。また12日(土)頃にかけて発達した雨雲がかかり、台風の進路や発達の程度によっては警報級の大雨となる可能性があります。
小笠原諸島の風や波、雨の予想です。
【最大風速(最大瞬間風速)】
10日 22メートル(35メートル)
11日 25~29メートル(35~45メートル)
【波の高さ】いずれもうねりを伴う
10日 7メートル
11日 6~8メートル
【24時間降水量(多い所)】
11日午前6時まで 100~200ミリ
その後、12日午前6時まで 100~200ミリ
暴風や高波に警戒、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。
●本州への影響は?
台風7号は、強い勢力を保ったまま、14日(月)には日本の南に進む予想です。ただ、予報円(台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲)が大きく、先の進路が定まっていない状況です。
予報円の中心または東よりのコースを進んだ場合、東海や関東に接近する可能性が高くなります。ただ、予報円の西よりのコースを進んだ場合は、近畿など西日本に大きな影響が出るおそれがあります。
台風の接近が、お盆休みのレジャーや帰省などで、多くの人が移動する時期に重なります。台風の進路によっては、交通機関の乱れや運休が出ることも考えられるため、こまめに最新の情報を確認してください。