関東甲信など本州でも、長雨の季節にまもなく入るといえそうです。近々大雨に警戒が必要です。沖縄地方には、30日以降、台風2号が接近する恐れがあります。

●本州付近に前線が停滞 関東甲信なども大雨に警戒・注意が必要な時期に

あす28日は、北日本付近に西から気圧の谷が近づくでしょう。
全国的に雲が広がりやすく、北海道や東北を中心に雨が降り出す見込みです。

29日から31日にかけて、前線が本州を南下するでしょう。九州から関東を中心に雨が降る日が続く見込みです。前線の活動の程度によっては、日本海側を中心に大雨になる恐れがあります。

この前線による雨は、関東甲信など梅雨入りの一つのタイミングといえそうです。関東甲信が梅雨入りになると、5月中の梅雨入りは、2011年以来12年ぶりです。

前線の南北の動きの予測には、まだ幅がありますが、6月1日頃は、本州付近は高気圧に覆われて、広く日差しが届く可能性があります。ただ、晴れ間が出たとして一時的で、次の週末は、前線は本州付近に停滞し、広く雨が降る日が続く見込みです。前線の活動が活発になり、雨脚が強まることもあるでしょう。九州から近畿の太平洋側、東海、関東を中心に、降り始めからの雨量が多くなる恐れがあります。

台風2号が、30日以降、沖縄地方に接近する恐れがあります。その後、本州に近づいてくるかは、まだわかりません。例え、本州に台風の影響が出ることがなくても、関東甲信など前線による大雨に警戒、注意が必要な時期になるといえるでしょう。

●大型の台風2号 非常に強い勢力で沖縄に接近する恐れ

台風2号は、きょう27日午後3時、大型になり、フィリピンの東を時速およそ25キロで、西へ進んでいます。中心の気圧は925hPa、中心付近の風速は50メートルで、25メートル以上の暴風域を伴っています。非常に強い勢力です。

台風2号は、30日以降、非常に強い勢力で、沖縄地方に接近する恐れがあります。
先島諸島では29日から、沖縄本島地方では30日頃から大しけになる見込みです。うねりを伴った高波に警戒して下さい。
台風の進路等によっては、先島諸島では28日から、沖縄本島地方では29日から、大東島地方では30日頃から大しけになる恐れがあります。
沖縄地方では、東または北東の風が強まり、先島諸島では30日頃から暴風になる恐れもあります。

奄美地方も31日頃からうねりを伴って大しけになるでしょう。

台風2号は、沖縄の南で、動きがゆっくりになり、沖縄地方や奄美地方では、影響が長引く可能性があります。今後、最新の台風情報をご確認下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士