関東近郊 週末のスキー場天気 土曜は風雪強く 日曜は次第に穏やか 週明け雪崩注意
関東近郊のスキー場の週末天気です。今週末は、土曜日は風が強く、雪が強まる所もあるでしょう。雪の量が一気に増えるスキー場もありそうです。日曜日は強い風は次第におさまり、スキー日和の所が多いでしょう。週明けは、一気に気温が上昇し、雪崩に注意が必要です。
●25日(土)スキー場は風雪強まる 26日(日)はスキー日和も
25日(土)は、日本付近は、冬型の気圧配置となるでしょう。
苗場スキー場や水上高原スキーリゾート、白馬八方尾根スキー場、富士見パノラマリゾートなど新潟から関東北部、長野エリアのスキー場では、広い範囲で雪が降る見込みです。風も強まり、視界が悪くなる可能性があります。
また、スキー場に車で向かう際は、必ず冬用タイヤを装備してお出かけください。必要に応じて、タイヤチェーンをつけるなど対策をしましょう。滑走の際も、強い風に注意し、無理な行動は控えるようにしてください。
26日(日)は、次第に冬型の気圧配置がゆるむ見込みです。
関東近郊のスキー場は晴れて、スキー日和の所が多いでしょう。苗場や水上高原スキーリゾートなど、雪の続く所がありますが、降り方は次第に弱まる見込みです。山の天気は変わりやすいため、常に最新の天気予報を確認するようにしてください。
●週明け気温上昇 雪崩注意 バックカントリーでの無理な行動は控えて
週末は、積雪が急増し、表層なだれの危険性があります。
一方、週明けは一気に気温が上昇し、全層なだれの危険性が高くなります。
バックカントリーと呼ばれる整備されていない雪山で、手付かずの自然の中を滑走するスキーやスノーボードが人気を集めていますが、この冬もバックカントリーでの遭難が相次いでいます。コースの外に出るなど、無理な行動は控えてください。
雪が積もると、なだれが発生しやすくなります。なだれとは、斜面に積もった雪が、重力によって下に滑り落ちる現象ですが、種類が2つあります。
1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。
もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去になだれが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。