わずかながらスギ花粉が飛び始めている所もあります。きょう13日(月)は広い範囲で「冷たい雨」、あす14日(火)~16日(木)は「厳しい寒さ」に。17日(金)から暖かくなる所が多く、花粉の飛散量が一気に多くなるでしょう。

●花粉飛散開始の定義

きのう12日(日)は、各地で季節を先取りした暖かさとなりました。すでに、わずかながらスギ花粉が飛び始めている所もあります。

きょう13日(月)は広い範囲で「冷たい雨」となり、14日(火)~16日(木)は「厳しい寒さ」が続く見込みです。
その後、17日(金)から気温の上昇する所が多く、週明けにかけて季節外れの暖かさが続く見込みです。急に暖かい日が数日間続くため、花粉の飛散量が一気に増えるでしょう。

「花粉の飛散開始日」とは、スギの花の開花日ではありません。1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日を、その観測地点の「花粉の飛散開始日」としています。

そのため、「花粉の飛散開始日」よりも前でも、気温の高い日などは、1平方センチメートルあたり1個未満という少量の花粉が飛び始めていることもあります。敏感な方は、わずかな花粉でも、症状がでることがありますので、注意が必要です。

●花粉が飛びやすい条件

花粉が飛びやすい気象条件が3つあります。

①1つ目は、晴れて、気温が高い日です。
②2つ目に、空気が乾燥して、風が強い日です。花粉が空気中に舞い広がりやすくなります。
③3つ目に、雨上がりの翌日や、気温の高い日が2~3日続いた後です。

今週17日(金)頃から週明けにかけて、全国的に気温が平年を上回る暖かさとなるため、花粉の飛散量が一気に増えることが考えられます。

今シーズン花粉の飛散量は、九州から東北にかけてほとんどの地域で、「前シーズンに比べて多くなる」見込みです。例年と比べても、今シーズンは、関東甲信や東北の太平洋側などで「非常に多く」飛ぶ予想が出ています。

前シーズンは症状があまり出なかった方も、早めに花粉対策を始めた方が良いでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士