「インフルエンザ報告数」4週もまだ増加傾向 引き続き体調管理に注意
厚生労働省によりますと、第4週(令和5年1月23日~29日)のインフルエンザ報告数は全国で「51,219」と、増加傾向が続いています。引き続き体調管理にご注意ください。
●インフルエンザ報告数
厚生労働省は3日、第4週(令和5年1月23日~29日)のインフルエンザの発生状況を公表しました。それによりますと、期間中のインフルエンザ報告数は、全国で「51,219」でした。第3週(令和5年1月16日~1月22日)の「47,366」に比べて、まだ増加傾向が続いています。
また、昨シーズンの同時期の総数は「55」でしたので、昨シーズンの900倍以上となっています。
報告数のピークは、例年では1月から2月上旬ごろにかけてですが、引き続き手洗いやうがいなど基本的な感染対策をし、体調管理に十分にお気をつけてください。
●気温のアップダウン大
この先1週間は日によって気温のアップダウンが大きくなるでしょう。
最高気温は、6日(月)頃と11日(土)、12日(日)頃は平年より高くなる所が多いですが、10日(金)頃は北海道から関東を中心に平年より低く、厳しい寒さとなりそうです。寒暖差で体調を崩さないよう体調管理にご注意ください。
●インフルエンザに注意
インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。