四国地方 厳しい寒さ あす朝にかけて平野部でも大雪の恐れ
きょうの四国地方は、非常に強い寒気の流れ込みに伴い昼前から気温が下がり続けており、午後3時現在の気温はほとんどの地点で1度以下になっています。この後さらに強い寒気が流れ込み、あす朝の最低気温は四国の全てのアメダス地点で氷点下になる可能性もあるでしょう。また、これからあすの明け方頃までは、平野部でも大雪の恐れがありそうです。
●今後の雪の予想 雪のピークは今夜遅くからあす未明にかけて
四国ではすでに広い範囲で雪が降っていますが、今夜になると雪の降り方は更に強まる見込みです。
これから今夜遅くにかけては、特に愛媛県南予に発達した雪雲が流れ込みやすくなる予想で、短時間で積雪が急速に増える恐れがあるでしょう。
今夜遅くからあす未明にかけては広範囲で雪が降る見込みで、午前0時の予想を見ると、特に香川県から徳島県にかけて強い雪のエリアが広がっています。これは、JPCZと呼ばれる収束帯で発生する発達した雪雲がかかることが原因で、香川県や徳島県の平野部でも今夜遅くからあす未明にかけて大雪の可能性があります。あす朝の通勤・通学の時間帯は、積雪や路面凍結による交通障害が発生する恐れがありますので、十分ご注意ください。
あすの午前6時ごろになると、雪の範囲はかなり狭くなる予想で、あすの昼前までには雪はほぼ止む見込みです。
●あすは雪と厳しい寒さで路面凍結の恐れ
あす朝はほとんどの所で気温が氷点下まで下がるため、広い範囲で路面凍結の恐れがあり、日中の気温も低いことから、日当たりの悪い場所を中心に凍結した状態が長く続く恐れがあります。
特に、風通しのよい橋の上やトンネル出入り口付近は、気温が下がりやすく、路面が凍結する可能性が高くなります。交差点付近は、発進と停止が繰り返されるため、路面がタイヤで磨かれ、鏡のようにツルツルになることがあります。坂道やカーブは、タイヤにかかる負荷が大きくなる分、路面凍結している所では車が滑りやすくなります。
凍結した路面の走行には、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンが効果的ですが、それらを過信することなく、急ハンドルや急ブレーキをしなくても済むような余裕を持った運転を心がけてください。