あす20日(金)から21日(土)にかけて、北日本や北陸では雪や風が強まり、荒れた天気になるでしょう。猛吹雪や吹きだまりによる交通障害などにも警戒が必要です。荒天時は不要不急の外出を控えるなど、十分にご注意ください。

●あす20日(金)低気圧通過 21日(土)強い冬型へ

きょう19日(木)は、日本海側の雪もおさまり、日が差した所もありました。
ただ、穏やかなのも束の間で、あす20日(金)以降は、北日本や北陸を中心に荒れた天気に警戒が必要です。

きょう19日(木)夜には、日本海で低気圧が発生する見込みです。低気圧は急速に発達しながら、日本海を東北東へ進み、あす20日(金)夜から21日(土)未明頃にかけて、北日本を通過するでしょう。
低気圧の通過後は、北日本を中心とした、強い冬型の気圧配置となる見込みです。

●一気に積雪急増や見通し悪化のおそれ

あす20日(金)から21日(土)にかけて、北日本や北陸では雪や風が強まり、荒れた天気になるでしょう。

あす20日(金)未明には、北日本の日本海側で雪が強まる所が出てきそうです。夜遅くなるほど、雪の強いエリアが広がるでしょう。
北海道だけでなく、北陸や東北も日本海側を中心に雪が局地的に強まり、車の運転が困難になるほどの非常に強い風が吹く見込みです。
低気圧が通過する北海道は、日本海側だけでなく、太平洋側でも雪や風が急激に強まり、一気に見通しが悪くなったり、積雪が急増するおそれがあります。
猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒し、荒天時は不要不急の外出を控えるなど、十分にご注意ください。

<北海道地方の雪の予想>
19日18時から20日(金)18時までに予想される24時間降雪量(いずれも多い所)
日本海側    30センチ
太平洋側    25センチ
オホーツク海側 20センチ

その後、20日(金)18時から21日(土)18時までに予想される24時間降雪量(いずれも多い所)
日本海側    30から50センチ
太平洋側    20から40センチ
オホーツク海側 20から40センチ

その後も、22日(日)にかけて、日本海側を中心に断続的に雪が降る見込みです。大雪や猛吹雪に警戒してください。

●予想される風・波

<暴風雪・高波>
北日本の日本海側を中心に20日(金)から21日(土)にかけて、雪を伴って非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。

20日(金)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北海道地方      25メートル(35メートル)
東北地方       23メートル(35メートル)
北陸地方       20メートル(30メートル)
21日(土)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北海道地方      20から24メートル(30から40メートル)
東北地方       20から24メートル(25から35メートル)

20日(金)に予想される波の高さ
北海道地方、東北地方、北陸地方     6メートル
21日(土)に予想される波の高さ
北海道地方、東北地方、北陸地方     6メートル

北日本の日本海側を中心に20日(金)から21日(土)にかけて、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士