インフルエンザ報告数 昨年より多い傾向 今後の寒さに注意
厚生労働省によりますと、48週(11月28日~12月4日)のインフルエンザ報告数は昨年同時期に比べると多くなっています。
●インフルエンザ報告数
厚生労働省が12月9日に発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、48週(令和4年11月28日~12月4日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「636」でした。47週(令和4年11月21日~11月27日)の「535」に比べて、やや増加傾向にあります。また、昨年同時期の総数は「30」でしたので、昨年より多くなっています。
ただ、新型コロナウィルス流行前の2019年48週(11月25 日~12月1日)の総数「27,393」に比べると、今シーズンもまだ少ない状況にあります。
●この先 本格的な寒さに
12月13日(火)頃から次第に冬型の気圧配置になり、強い寒気が流れ込むでしょう。グッと寒さが厳しくなりそうです。また、日本海側は雪が降りますが、太平洋側では空気が乾燥するでしょう。
低温や乾燥など気象条件としては次第に風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすい状況となっていきそうです。
昨シーズンは感染症対策の効果などが考えられ、真冬になってもインフルエンザの報告数は例年に比べ、少ないままでした。この冬はやや増加傾向にあります。引き続き、しっかりと感染対策をして、冬を元気に過ごしたいですね。