本日(5日)、旭川地方気象台で旭岳の初冠雪を観測しました。平年より10日遅く、昨年より1日早い観測です。

●利尻山に続き、旭岳でも初冠雪

今日(5日)は、北海道付近の上空に11月並みの強い寒気が流れ込んでいます。この寒気の影響で、日本海側では雨の降った所があり、山では雪へと変わりました。
今朝9時頃には、利尻山で今シーズン道内では初となる初冠雪の便りがありましたが、利尻山に続いて旭岳でも初冠雪の便りとなりました。

なお、上空の寒気は8日土曜日頃にかけて居座る見込みです。標高の高い峠付近でも雨が雪に変わり、うっすらと積もったり、路面が凍結する恐れもあります。峠を通行する際は、冬タイヤの装備が必要となりそうです。

●初冠雪とは

初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。
麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士