雨雲レーダーを確認すると、関東では、雨がいったん止んでいる所もありますが、油断はできません。8日夜遅くにかけて、局地的に雨雲や雷雲が発達するでしょう。夕方までは「激しい雨」の降る所もあり、帰宅時間帯も「局地的な大雨」のおそれがありますので、ご注意ください。

●関東の一部 活発な雨雲も

8日木曜の関東は、広い範囲で傘が必要になっています。茨城県つくば市では、2時12分までの1時間に、30.0ミリの「激しい雨」を観測しました。

11時30分現在、雨雲レーダーを見ますと、関東の内陸部を中心に、あちらこちらに、雨雲がかかっています。栃木県や群馬県では、所々に、オレンジ色や黄色の活発な雨雲も確認できます。

都心など、雨が降ったり止んだりしている所もありますが、今、雨が止んでいる所でも、油断はできません。

●お帰りの時間帯 都心でも「ザーザー降りの雨」の可能性

8日木曜午後も、関東は、大気の不安定な状態が続くでしょう。

夕方までは、局地的に雷を伴い「激しい雨」が降りそうです。落雷や突風、急な強い雨に、注意が必要です。また、道路が冠水するおそれもありますので、車の運転など、十分お気をつけください。

そして、お帰りの時間帯も、関東の広い範囲で雨が降るでしょう。

予想降水量を見ると、お帰りの時間帯は、都心でも10ミリ以上の「ザーザー降りの雨」となり、地面からの跳ね返りで、足元がぬれてしまうほどの雨が降る可能性があります。

また、内陸部を中心に「局地的な大雨」の所もあるでしょう。

今夜にかけては、内陸部を中心に、予想よりも雨雲が発達や停滞した場合には、警報級の大雨となるおそれがあります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に、注意・警戒が必要です。

最新の気象情報を、確認してください。

●最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。

①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。

③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士