きのう15日(金)夜から宮城県では、相次いで「記録的短時間大雨情報」発表されるなど大雨になっています。この雨により宮城県吉田川で氾濫警戒情報が発表されています。道路の冠水や床上浸水、家屋に土砂が流入するなどの被害も出てきています。このあとも土砂災害や低い土地への浸水に警戒して下さい。

●冠水する所も

きのう15日(金)夜から宮城県では、大雨になっています。昨夜からきょう16日(土)未明には、東松島市周辺や松島町周辺、大郷町周辺では「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されました。宮城県大崎市古川でも2時14分までの1時間に74.0ミリの非常に激しい雨が降り、観測史上1位を更新しました。宮城県吉田川では氾濫警戒情報が発表されています。5段階の警戒レベルの内、上から2番目にあたる警戒レベル3に相当します。

国土交通省の川の防災情報によると宮城県大崎市古川栄町を流れる大江川では、平常時より水位が増え、川の横を通る道路に迫る様子がわかります。古川警察署によると午前2時30分現在、大崎市三本木では床上浸水が1件、大崎市松山では家屋に土砂が流入した報告も出ているようです。

●岩手でもこのあと警戒

このあと宮城県では午前6時頃にかけて強い雨が降るでしょう。また、岩手県でも朝にかけて雨が強まる見込みです。低い土地への浸水、土砂災害に引き続き警戒して下さい。雨が止んだ後でも、川の水位が上昇することもありますので、すぐに川や田んぼに近づかないようにして下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士