関東甲信の内陸 午後は大気不安定 局地的な雷雨、突風、ひょうの恐れ
きょう(8日)は、長野県など関東甲信の内陸部で大気の状態が不安定になる見込みです。急な激しい雨や落雷、突風、ひょうなど天気の急変に注意が必要です。
●午後は関東甲信の内陸で天気急変の恐れ
きょう(8日)の関東甲信地方は、どんよりとした空模様で梅雨寒になっている所が多いものの、長野県や山梨県など内陸部では晴れ間が出て、気温が上がっている所があります。上空の寒気の影響もあり、午後は気温が上がる内陸を中心に大気の状態が不安定になる見込みです。局地的にカミナリ雲が発生しやすくなるでしょう。
18時の発雷確率を見ても、長野県や山梨県では70%以上と高めの所があります。急な激しい雨、落雷による停電、竜巻などの突風に十分ご注意ください。また、ひょうが降る恐れもありますので、農作物の管理などにも注意が必要です。
※発雷確率とは、雷がどれだけ発生しやすいかを示したものです。オレンジから赤、ピンクと色ごとに確率が高くなります。
●雷雲が近づくサイン その時どうする?
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた落雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。