夏至の日照時間 東京都心は10年ぶり4時間超え
きょう21日は「夏至」、1年の中で昼の長さが最も長い日です。今年は、西日本を中心に、強い日差しが照り付けて、日照時間が長くなりました。過去の「夏至」の日照時間を振り返ると、東京都心では10年ぶりに4時間を超えました。
●梅雨時なのに 日差したっぷり
きょう21日は「夏至」です。1年の中で、昼の長さが最も長い日ですが、日本では梅雨の時期に重なる地方が多く、実際に、日照時間の長さを感じるのが難しい年が多いものです。
ただ、今年の「夏至」は、西日本を中心に、日差しが照り付け、日照時間が長くなりました。21日17時までの日照時間は、松山市は11時間を超え、福岡市や仙台市では10時間を超えました。松山市で、夏至の日照時間が11時間を超えたのは、2001年以降では、初めてです。また、広島市や大阪市では9時間を超え、名古屋市では8時間を超えました。
東京都心では、午前中は雲が多くなりましたが、午後は日差しが増えました。東京都心の21日17時までの日照時間は4時間を超えました。東京都心で、夏至の日照時間が4時間を超えたのは、2011年6月22日の12.4時間以来、10年ぶりです。
●梅雨でも 広い範囲で 紫外線対策を
あす22日も、西日本を中心に、広い範囲で日差しが降り注ぐでしょう。
紫外線情報は、一番上のレベルの「極めて強い」所が多くなっています。東京都心や名古屋はスッキリしない天気ですが、雲が多くても、紫外線はゼロではありません。雲の間から、紫外線は確実に届きますので、対策が必要です。「梅雨時だから」と油断しないで、日焼け止めを塗るなど、対策を心がけてください。