2021年ゴールデンウィーク 初日は大雨 5月スタートは落雷・突風・ひょうに注意
ゴールデンウィーク初日の29日(木:昭和の日)は全国的に雨で、大雨の恐れ。5月スタートは不安定。晴れる所も急な雨や落雷、突風に注意が必要です。
●GW前半 大雨と落雷に注意
今年のゴールデンウィークはたびたび雨雲が通過し、晴天が続かない予想です。初日29日(木:昭和の日)は、低気圧や前線の影響で全国的に雨。東海など太平洋側を中心に雨脚が強まり、大雨に注意が必要です。30日(金)の日中は、いったん天気が回復しますが、晴天は長続きしません。5月のスタートは、寒気の影響で大気の状態が不安定に。5月1日(土)~2日(日)は、関東など晴れマークの所も急な雨や雷雨に注意が必要です。
●雷は甘くない
この時期は、気温25℃以上の夏日日数が急激に増える一方、一時的に上空に寒気が入ると大気の状態が非常に不安定になり雷雲が発達しやすくなります。
過去、GW中に度々、落雷や竜巻、突風の被害が発生しています。
2017年4月29日GW初日、強い寒気の影響で広い範囲で大気の状態が非常に不安定に。滋賀県では落雷でボートが転覆。栃木県では落雷が原因とみられる火災が発生するなど各地で被害が相次ぎました。また、2012年5月6日GW最終日、栃木県から茨城県にかけて竜巻が発生。後の調査でF3スケールとされ日本で起こる竜巻としては最強クラスに。水戸では直径28ミリのヒョウを観測するなど各地で被害が出ました。
雷・稲妻はフランス語でエクレア(エクレール)といいます。シューの皮にチョコを稲妻のようにかけるからだそうです。エクレアは甘いですが、本当の雷を甘くないので注意が必要です。
●GW後半 晴天3日続かず
ゴールデンウィーク後半も、晴天は続きません。5日(水:こどもの日)は全国的に雨、6日(木)の午前中まで雨が残りそうです。7日(金)は晴れますが、8日(土)から9日(日)は東北から九州で雨となるでしょう。
今年のゴールデンウィークは、雨具の出番が多くなりそうです。コロナで例年のようにお出かけするのは難しいですが、買い出しなどに出かける際は、最新の予報をチェックして下さい。