低気圧が近づく北陸周辺は夕方から雪の降り方が強まる恐れ。関東沖にも雲が発生し夜は東京も雨か雪。



●いったん弱まる雪に油断しないで 夕方以降の雪で一気に積雪増か


きょう(4日:土曜)も日本海側の各地は雪や雨が降りやすいでしょう。昼間は降り方がいったん弱まる見込みですが、低気圧が日本海から次第に北陸地方に近づくため、北陸3県や信越などで、夕方以降、大気の状態が不安定になり、降り方が強まる恐れがあります。落雷や突風などにも注意が必要です。Uターンラッシュで移動の多い時期ですが、天気が急に荒れる可能性があるため、くれぐれもご注意下さい。また、山沿いは短時間で一気に積雪が増える恐れがあります。スキー場などにとっては恵みの雪となりますが、一気に増えると雪崩なども発生しやすくなるため、ご注意下さい。


●関東も夜は天気崩れる 都心も初雪か


太平洋側の各地は日中は大体晴れるでしょう。ただ、風がぶつかり合うことで東海沖から関東沖に局地的に雲が発生し、夜は東海の一部や関東の広い範囲にかかる見込みです。関東は今夜からあす(5日:日曜)の明け方にかけて所々で雨か雪が降るでしょう。降り方は弱い見込みですが、東京都心も傘が必要です。最も冷え込みやすい時間帯に降るため、雨ではなく雪として観測される可能性もあります。また、仙台など東北の太平洋側も夜は雪の降る所があるでしょう。車の運転は路面状況の変化にご注意下さい。


●西の陽気はまるで春先 北は凍るような寒さ


きょう(4日:土曜)の最高気温は沖縄と九州から近畿にかけては平年より3度ほど高く、3月並みの所が多いでしょう。鹿児島や高知は15度以上で、昼間は厚手のコートでなくても過ごせそうです。福岡や広島、大阪も13度前後で日差しにホッとできそうです。東海や関東は11度前後、北陸や東北南部は7度前後、東北北部は2度前後で、平年並みか平年よりわずかに高いという所が多いでしょう。この時期らしい空気の冷たさです。日差しがたっぷりの所でも暖かくしてお過ごしください。一方、青森から北海道は平年より低く、昼間も氷点下のままで経過する所がほとんどです。凍るような寒さでしょう。寒さで体調を崩さないようにご注意下さい。


情報提供元: tenki.jp日直予報士