きょう(16日)、北海道には寒気に伴う雲がかかり、日本海側を中心に雪が降っています。一方、小笠原諸島近海には、台風25号の雲が見られます。日本列島の南北方向の広がりが実感できます。



●北海道ではさらに積雪増える所が


きょう(16日)も、北海道では上空の寒気や気圧の谷の影響で、雪の降っている所があります。午前11時時点の積雪の深さは、上川地方の層雲峡で41cm、美瑛町で29cm、富良野市で22cmとなっており、くるぶしから膝が埋まってしまうほどです。上川地方以外でも、北部や南西部を中心に広い範囲で雪が積もり、すっかり冬の景色となりました。

また、等圧線の間隔が狭いため、風も強まっています。えりも岬では、午前8時ごろに32.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。日本海に面した留萌市でも25.8メートルの最大瞬間風速を観測しています。北海道では、あす(17日)明け方にかけて猛ふぶきや暴風に警戒が必要です。


●小笠原諸島近海には非常に強い台風25号


一方、南の海上では、台風25号の雲が見られ、目も確認できます。台風25号は、午前9時の時点で、中心気圧965hPa、中心付近の最大風速45メートルで、非常に強い勢力です。小笠原諸島には、台風本体の雨雲はかかっていませんが、大気の状態が不安定となっているため、所々で雨や雷雨となっています。また、うねりを伴った波が届いています。

このあと、台風25号は本州付近に近づくことはない見込みです。ただ、小笠原諸島や伊豆諸島では波が高まるでしょう。うねりを伴った高波に注意が必要です。


情報提供元: tenki.jp日直予報士