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きょう7日も西日本や東日本を中心に3月から4月並みの暖かさでした。今週は月曜日に北陸で観測史上最も早い「春一番」が発表されたかと思えば冬の寒さに逆戻りと1日単位で季節が目まぐるしく変わりました。きょう発表された1か月予報によると来週は、強烈寒波の影響が残るため、北日本や東日本を中心に余寒の予感。2月後半になると春めいてくるとみられます。
●1週目(2/9~2/15) 強烈寒波の影響残る日本列島
最新の1か月予報によると、来週は全国的に低温傾向です。特に前半は日本列島に襲来する強烈寒波の影響で、東日本や北日本で平年より極端に低くなるとみられます。これまでの記事にあるように北日本や東日本では寒波の影響で、超極寒。特に東北地方には「低温に関する気象情報」が、関東甲信地方には、「大雪に関する気象情報」がそれぞれ発表されています。平地で雪の目安の寒気が列島をすっぽりと覆うため、西日本でも平年並みか低めと予想されます。
一方、沖縄・奄美は平年と同様に曇りや雨の日が多く、気温は平年より高い傾向です。「高温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されていて、農作物の管理などに注意が必要です。
●2週目(2/16~2/22) 寒波退散 冬卒業?
1週目に大きな影響を与える強烈寒波は北上します。変わって春の暖かな空気が優勢になります。北日本は平年と同様に日本海側で曇りや雪の日が多いですが、太平洋側では晴れる日が多いでしょう。気温も極端な冷え込みはなくなり、ほぼ平年並みで経過する見込みです。
一方、東日本や西日本は、太平洋側では平年より晴れの日が少ないでしょう。本州の南岸を進む低気圧の影響で、雪や雨になる日もありそうです。日本海側は寒気の影響を受けにくく、平年より曇りや雪または雨の日が少ないとみられます。気温は、平年より高い傾向です。この時期になるとスギ花粉が本格的に飛び始め、花粉に敏感な方には辛い季節に突入します。本格飛散前の今のうちに、薬を服用する等対策を行いましょう。
なお、沖縄・奄美では平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
●3~4週目(2/23~3/8) 春へ一気に加速
北日本は日本海側では曇りや雪の日が多いですが、太平洋側は晴れの日が多いでしょう。寒気の影響を受けにくく、気温は平年並みか高い傾向です。
東・西日本は、太平洋側では低気圧の影響を受けやすく晴れの日が少ないでしょう。日本海側は曇りや雪または雨の日が少ない見込みです。気温は、平年より高い傾向で、「光の春」から「気温の春」を実感し始めるでしょう。
沖縄・奄美は引き続き湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多い見込みです。
●降水量・日照時間・降雪量
この先1か月の降水量は、北日本、東日本と西日本のそれぞれ日本海側はほぼ平年並みですが、東日本と西日本のそれぞれ太平洋側は平年より多い傾向です。日照時間は北日本と沖縄・奄美はほぼ平年並みですが、東日本と西日本は、日本海側で平年並みか多く、太平洋側では少ない傾向です。降雪量(日本海側のみ発表)は、北日本はほぼ平年並み、東日本から西日本は少ない予想です。
北日本=北海道、東北
東日本=関東甲信、東海、北陸
西日本=近畿、中国、四国、九州(奄美を除く)