きょう3日、節分の日は、各地で気温上昇。桜満開の頃の気温も。ただ、次第に西から天気は下り坂。あす4日の立春にかけて春の嵐になるでしょう。



●西から天気下り坂


きょう3日、節分の日は、前線を伴った低気圧が日本海を発達しながら進むでしょう。九州、中国、四国は昼頃から次第に広い範囲で天気が崩れる見込みです。大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しく降る所がありそうです。近畿、東海、関東は午前中を中心に晴れますが、午後は次第に雲が増えるでしょう。近畿は早い所では夕方から雨が降り、夜になると、東海や関東の沿岸部にも雨雲がかかりそうです。お帰りが遅くなる方は雨具をお持ちになると良いでしょう。東北や北海道も夜は雨や雪が降りそうです。


●桜満開の頃の気温も 那覇は夏日予想


日中は、前線の南側に暖かい空気がグッと入り、各地で春を思わせるような気温になりそうです。北海道は凍える寒さはいったんおさまって、日中はプラスの気温の所が多いでしょう。ただ、積雪の多い所では、なだれや屋根からの落雪に注意が必要です。関東から九州は10度以上の所がほとんどで、大阪や福岡は今年初めて15度以上、鹿児島でも今年初めて20度以上になる可能性があります。3月中旬から4月上旬並みの所が多く、桜が咲く頃や、満開になる頃の気温になる所もあるでしょう。これまでのような厚手の冬のコートですと、日中は汗ばんでしまうくらいかもしれません。那覇は25度と、半袖でも過ごせるほどの気温になりそうです。


●次第に春の嵐に 「春一番」の可能性も


きょう3日午後から前線の南側では次第に南風が強まり、あす4日の立春にかけて春の嵐になりそうです。関東の場合、立春から春分の日までの間に、日本海で低気圧が発達し、東京で南よりの毎秒8メートル以上の風が吹き、気温が前日より高い場合に「春一番」が発表されます。立春早々、この「春一番」が観測される可能性もあります。ただ、突風や竜巻などを伴うこともありますので、注意が必要です。


情報提供元: tenki.jp日直予報士