昨夜、九州は穏やかに晴れたため、放射冷却現象が強まり、冷え込みが強まりました。福岡市のけさ(19日)の最低気温は4.8度まで下がり、初霜を観測しました。一方、福岡市の最高気温は16.8度(11月中旬並み)まで上がり、ぽかぽか陽気でした。



●福岡 初霜を観測


昨夜の九州は東シナ海南部に中心を持つ高気圧に覆われ、各地とも穏やかに晴れたため、放射冷却現象が強まりました。福岡市のけさ(19日)の最低気温は4.8度まで下がり、福岡管区気象台は今シーズン初めて構内にあるワラの上に霜がおりているのを観測し、初霜となりました。福岡市の初霜は平年より7日遅く、去年より17日遅い観測でした。


●日中 2週間ぶりの暖かさ


きょう(19日)日中は、九州の南を移動性高気圧が東へ進んだため、九州は各地でおおむね晴れました。きょうの福岡市の最高気温は暖かな南寄りの風が吹き、さらに山越えのフェーン現象も加わったため16.8度まで上がり、11月中旬並みでした。師走とは思えないぽかぽか陽気で、軽く上着を羽織るくらいでちょうどよいほどでした。福岡市で最高気温が16度台まで上がるのは12月5日以来、2週間ぶりでした。


●あす(20日)は雨傘の出番


晴天をもたらしている移動性高気圧は、あす(20日)は本州の南海上へ進み、代わって東シナ海には前線が延びてくるでしょう。あすの九州は曇りで、日中から夜にかけて雨が降る時間帯がある見込みです。洗濯や布団干し日和はきょう(19日)までで、あすのお出かけは傘など雨具が必要でしょう。


情報提供元: tenki.jp日直予報士