大型で非常に強い台風24号は、30日午前0時現在、奄美地方に最も近づいています。沖縄地方と奄美では大荒れで、海は猛烈なしけになっています。30日から10月1日にかけては、九州から北海道にかけての広範囲が大荒れになり、海は猛烈にしける見込みです。各地とも、大雨、暴風、高波、高潮に厳重な警戒をなさって下さい。



●30日 九州から近畿に接近・上陸のおそれ


台風周辺と本州付近の秋雨前線周辺では、大気の状態が非常に不安定になっています。奄美地方や紀伊半島付近で非常に激しい雨雲が観測されています。30日は奄美地方や九州南部から関東甲信では30日には雷を伴った非常に激しい雨や猛烈な雨が降って、大雨になる恐れがあります。10月1日は東北や北海道でも、非常に激しい雨が降って大雨になる見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。また、台風周辺だけでなく台風から離れた地域でも落雷や竜巻などの激しい突風に要注意です。頑丈な建物の中に移動するなど、貴方の身の安全確保に努めてください。


●暴風・高波にも厳重な警戒を


沖縄・奄美では猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなっています。30日にかけて猛烈な風や猛烈なしけが続くでしょう。九州から北海道でも、30日は非常に強い風や猛烈な風となり、海は大しけが予想され、九州から関東の太平洋側の海は猛烈なしけとなるでしょう。なかでも、紀伊半島から東海、関東にかけての太平洋側では、記録的な暴風となるおそれがあり、暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。東北から北海道では、10月1日にも非常に強い風や猛烈な風が吹いて、海は大しけになる見込みです。暴風に厳重に警戒し、高波にも警戒なさって下さい。30日から10月1日は、広い範囲で暴風や大しけとなるため、交通障害や停電、稲や果実など農作物の被害が発生するおそれがあります。


●台風24号 高潮にも厳重警戒


台風の接近・通過に伴って、30日は九州から北陸や関東でも、高潮になる所がある見込みですので、海岸や河口付近の低い土地では厳重な警戒が必要です。潮位が海岸の堤防を越えていなくても、潮位が高いところに高波がくると堤防を越えて浸水するおそれもありますので、厳重に警戒をなさって下さい。


情報提供元: tenki.jp日直予報士