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●2月は福井の豪雪など記録続出
◆2日:南岸低気圧や局地的な前線の影響で、関東甲信や東海では山沿いで大雪となり、平地でも積雪となった所がありました。最深積雪は、埼玉県秩父市と長野県諏訪市で17センチ、群馬県前橋市で16センチ、長野県飯田市で15センチ、栃木県宇都宮市で8センチ、山梨県甲府市で5センチ、東京都心と横浜で1センチ。都心でも路面にうっすらと雪が積もりました。
◆6〜7日:強烈な寒気の中、日本海で風と風がぶつかって発達した雪雲が北陸地方に次々流れ込みました。福井市では最深積雪が147センチ。昭和56年豪雪に匹敵する大雪となりました。国道ではおよそ1000台もの車が立ち往生。鉄道の運休や孤立する集落が多くでるなど大きな被害が出ました。
◆12日〜14日:山形県大蔵村肘折で、積雪が4メートルを超えました。最深積雪は445センチ(13日)となり、これまでの1位の記録を塗り替えました。全国アメダスで、積雪が4メートルを超えたのは、2014年3月に青森県八甲田山系の酸ヶ湯で観測されて以来4年ぶりです。このほか、福井県大野市の九頭竜や越前市の武生などでも、過去1位の記録を更新しました。
◆24日〜25日:北海道上川地方の幌加内町では、最深積雪が324センチに。道内の積雪の記録を48年ぶりに更新しました。これまでの道内の最深積雪は、1970年に後志地方の倶知安町で記録した312センチでした。
●3月はようやく春到来
3月は全国的に南から暖かく湿った空気が入りやすいでしょう。平年よりも晴れる日が少なくなりそうですが、気温は全国的に平年より高い予想で、暖かい日が多くなるでしょう。特に、後半は春が加速して、桜の開花は平年並みとなりそうです。北陸から北では、現在も積雪が平年よりかなり多くなっていますので、引き続き雪崩などに注意が必要です。