今日(28日)も北海道は日本海側で雪が降り、午後5時までの日降雪量は上川地方の幌加内で23センチなどとなっています。

幌加内では午後5時の時点で積雪が252センチまで増え、今シーズン道内では初となる積雪250センチを記録しました。

北海道内で1月中に250センチ以上の積雪を観測するのは2003年以来15年ぶりで、記録的に雪深い1月となっています。


●幌加内の積雪は既に1月1位


北海道付近はここ一週間冬型の気圧配置になる事が多く、日本海側を中心に雪が続きました。

既に上川地方の幌加内では一昨日(26日)の時点で積雪が1月としての観測史上1位の記録となっていましたが、今日の午後5時の積雪は252センチとなり、道内で今季初めて積雪250センチを観測しました。

昨年は道内で積雪250センチ以上となった地点はなく、一昨年は2月17日に幌加内町朱鞠内で250センチに達しました。二年に一度くらいは道内で250センチ以上の積雪を観測しますが、そのほとんどが2月から3月にかけてで観測されています。

1月に積雪250センチを観測したのは2003年以来15年ぶりで、道内のアメダス整備が進んだ1978年以降で見ても、わずか3回しか記録しておらず、積雪の増える早さも記録的なものとなっています。


●今夜も雪が強まる恐れが


今夜は北海道付近を通過する低気圧の影響で、大気の状態が不安定となり、雪が強まりやすくなる見込みです。

幌加内町にも午後5時過ぎに大雪注意報が発表され、一晩で最大30センチの雪が予想されます。さらに積雪の増える恐れがあるため、交通障害等に十分に注意して下さい。

また、2月1日頃からは気温が高くなるため、なだれや屋根からの落雪などにも注意が必要になります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士