昨夜(31日)から今朝にかけて降った雪の量は、空知地方の岩見沢で17センチ、後志地方の蘭越で15センチと、道央で雪かきが必要な朝を迎えた所があります。札幌中心部でも強い雪の降り方となり、日付が変わってから9時までに13センチの雪が降りました。札幌中心部で10センチ以上の雪が降るのは9日ぶりで、今月は2回目のことです。西区や南区、清田区などでは中心部の1.5倍くらい降っています。午前中は札幌を含む道央で、強い雪の降り方に注意が必要です。


●午後は雪の中心が道北へ


午前中は道央で雪の強まる時間がありますが、長くは続きません。午後にはやむ所が多くなるでしょう。午後は留萌や旭川など、道北が雪の中心となります。しかし各地とも大雪にはならない見込みです。今日これから夜にかけて降る雪の量は、道北や道央など、多くても10センチくらいでしょう。日中に一度軽い雪かきで済みそうです。昨日、雪の降った道東方面では天気は回復し、広く晴れる見込みです。


●札幌 それでも今月の降雪量は平年の約6割


札幌では、久しぶりに10センチ以上の雪となりましたが、今年の1月は10センチ以上の雪の降った日が2日しかなく、今月の降雪量は、今日の午前10時までで106センチと平年の約6割となっています。昨年の1月の降雪量も98センチとさほど変わりませんが、今年は雪が多いと感じてしまうのは、昨年の記録的な大雪の影響が残っているためと考えられます。札幌の午前10時の積雪は86センチと平年の1.3倍で、住宅街は、いまだに多くの雪に覆われているからかもしれません。


●明日の午後から風雪の強まる所も


明日の午前中は、道北など雪のちらつくこともありますが、冬としては割合穏やかに経過します。しかし、明日の午後は、次第に冬型の気圧配置が強まる影響で、沿岸を中心に風が強まります。道南の江差など、沿岸ではふぶく恐れがあります。さらに、明日の夜から旭川や岩見沢など道北や道央の内陸で強い雪となり、札幌でも一時的に降り方が強まるでしょう。木曜日にかけて内陸では、まとまった雪となる見込みです。また、木曜日は日中の最高気温でも全道的に氷点下7度前後と厳しい寒さとなります。雪かきで汗をかいた後に、体を冷やして体調を崩さないように注意してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士