10日、冬型の気圧配置が次第に強まり、北から強い寒気。北海道と東北は雪。夜は東北で降り方が強まり、積雪が急に増える所も。北陸は、はじめ雨でも夜は雪に。晴れる関東以西も夜はグッと冷えてくる。


●10日夜 東北日本海側で局地的な大雪も 仙台など太平洋側にも雪雲


明日10日、日本付近は冬型の気圧配置。「大雪の目安」となる寒気(上空5000m付近で氷点下36度以下)が、東北地方まで流れ込んできます。

北海道から東北の日本海側は断続的に雪。沿岸部を中心に風が強めに吹いて、ふぶいて見通しの悪い所もあるでしょう。

さらに、夜には気圧の谷が上空を通過するため、東北の日本海側で雪の降り方が強まります。短い時間で急に積雪の増える所もありそうです。

また、夜は仙台市内など、東北の太平洋側にも雪雲が流れ込むでしょう。こちらは、降る時間が短く、それほど強く降ることもなさそうですが、翌日の朝にかけて路面の凍結に注意が必要です。


●新潟県と北陸3県 夜は雨から雪に


新潟県と北陸3県は昼頃から次第に雨が降り、夕方からは雷が鳴ったり、降り方の強まることもありそうです。夜になると気温がグッと下がり、新潟県では平地も雪の所が多くなってくるでしょう。北陸3県も山沿いは雪に変わり、11日には平地も雪になりそうです。


●関東以西 昼間暖かくても油断なく


関東から西は晴れる所が多く、気温は朝も昼間も、この時期としては高めの予想。最高気温は13度前後の所が多く、3月並みです。ただ、夜はグッと冷えてきますので、マフラーや手袋などの小物を活用して、うまく調節しましょう。


●この先一週間 日本海側は雪やふぶき 太平洋側も厳しい寒さ


11日以降、日本付近は冬型の気圧配置が続く見込みです。日本海側は、北陸や山陰の平地も含め、雨ではなく雪の降る日が多いでしょう。金沢市や松江市など、北陸や山陰の市街地では、この冬まだ積雪を観測した日がほとんどありません。ただ、今週は雪道を運転する日が多くなりそうですので、スリップ事故など、くれぐれもお気を付け下さい。また、おおむね晴れる太平洋側も厳しい寒さが続きます。関東から西も10度に届かない日が多くなり、北風が寒さに拍車をかけるでしょう。

なお、今週末には、かなり強烈な寒気が流れ込むことが予想されています。詳しくは、今日の夕方の「福冨予報士」の記事をご覧ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士