【写真】日本ハム新庄監督

日本ハム新庄剛志監督(53)の1年を追ったドキュメンタリー「新庄剛志・球界のアンチテーゼ~2025 ライバルとの劇戦の記憶~」が14日にCSフジテレビONE、FODで放送、配信された。番組内で新庄監督は投手の完全分業制を「否定はします」と語った。

今季、日本ハム先発陣は12球団断トツの23完投をマークした。

「僕が監督になってプロ野球を変えたいっていうひとつは、先発ピッチャーは完投しなさいっていう野球をずっとしたかったですね。古いですけど、僕が現役の時にやっていた先発ピッチャーは新しいマウンドに立ったら最後まで投げ切るかっこよさ。今、9回にマウンドに上がったらもう1回音楽(登場曲)が流れるじゃないですか。あの音楽を聞きたいなといつも思っている」

先発、中継ぎ、抑えと役割分担がされている現代野球について、新庄監督は「否定は、します」と言いきった上で話を続けた。

「急にいきなり他のチームがファイターズの継投をマネすると故障につながると思うので。僕はもう(就任)1年目から、それを計算に入れてやっていたんで。段取りがあるんですよ。1年目は8完投(実際は9完投)、2年目は何完投(実際は8完投)、3年目は11完投ってなっているんで。急には、できませんね」

さらに先発投手に完投を目指してもらう狙いについても語った。

「9回投げたいから四球を出しちゃいけない。打ち取るテクニックも同時に覚えられると思うし。何より、ファイターズが(先発の)100球制限を変えようじゃないか。(選手たちが)プロ野球を変えようよっていう考えにもなってるだろうし、僕もそうであってほしいし」

かっこよさを求める中で強さも生まれるからこそ、先発完投型を求めていることを明かした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】新庄監督、投手の完全分業制を「否定は、します」「先発投手は完投しなさい」