【写真】阪神の新人選手入団発表会とが行われ壇上に整列するナインと中央左は粟井球団社長、同右は藤川監督

阪神の新人選手入団発表会が15日、大阪市内のホテルで行われた。

支配下5選手、育成2選手が真新しいタテジマのユニホームに袖を通した。

◇ ◇ ◇

今春、充実の2軍新施設をオープンさせるなど選手育成に大きな比重を置く阪神にとって、ドラフト会議は生命線。育成ドラフトにも毎年参加しているが、実は高校生は長らく指名していない。10年の阪口哲也、島本浩也、穴田真規が最後だ。11年から25年まで16人を育成ドラフトで指名してきたが、大学生や独立リーグの選手ばかり。

以前に、嶌村聡球団本部長が「競技者人口が減ってきている中、高校生が大学、社会人、独立リーグに順にステップアップすることが非常に大事だと考えています」と説明していた。

プロ野球が青田買いを繰り返せば、野球の裾野は広がりにくい。アマチュアの各カテゴリーの発展が野球の発展に不可欠。阪神球団の野球振興に対する思いが、指名方針にも反映されている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】新入団会見の晴れ舞台に思う…15年も高校生を「育成」で取っていない球団の思いとは